メルボルンで三か国の無犯罪証明書を取得する
昨年、マレーシア出国前にギリギリで申請・取得したマレーシアの無犯罪証明書。
名前の通り、法を犯すような悪いことをしていないことを証明するための書類だ。(交通違反は関係ない。)結局、前回ストレス抱えながら出国2日前にギリギリで取得したものは提出する必要がなかったので無駄足になってしまったんだけど、ここになってまた必要になってきた。
しかも取得から1年が有効期限らしく、前回取得したものが使えないときた。
マレーシア国内でマレーシアの無犯罪証明書を取得したときの記事はここから
(オンラインからの申請方法等から現地プトラジャヤでの受取までまとめてある。)
今回必要なのは
1)マレーシアの無犯罪証明書
2)日本の無犯罪証明書
3)オーストラリアの無犯罪証明書
の三種類。
今回申請・取得したのはオーストラリア・メルボルン。
どれも現地で申請・取得が可能だ。
メルボルンでマレーシアの無犯罪証明書を取得する
- 申請
申請は全てオンラインになるので手順はどこにいても同じ。詳細は前回取得したときの記事から確認してほしい。
申請から発行までは1~2か月かかると言われているが、前回は11営業日で「Ready for Collection」になっていた。
今回は急ぎでもなかったので毎日ステータスを確認していなかったが、申請して1か月程してみてみると「Ready for Collection」の文字が並んでいた。
- 第三国での発行(在メルボルンマレーシア領事館)
マレーシア国外でマレーシアの無犯罪証明書を取得するには大使館や領事館で発行手続きを依頼することになる。ただ、大使館や領事館へ行ってもプトラジャヤのようにその場で発行はしてもらえない。
在メルボルンマレーシア総領事の場合は、依頼の3営業日後に発行ということだった。気を付けておきたいポイントその1
※マレーシア人の彼が電話してくれたおかげなのかスタンダードなのかわからないが、電話での問い合わせ時に名前とパスポート番号、オンライン申請時の受付番号があれば電話からの発行受付をしてくれるのでわざわざ何度も窓口に出向く必要がなかった。
在メルボルンマレーシア領事館があるのはセントキルダ。
決して新しいとは言えないビルのレベル1に入っている。
車で向かったが周辺はチケットパーキングばかりで無料の駐車スペースはない。
マレーシア在住経験がある人ならわかると思うが、こういった政府関連オフィスはめちゃくちゃ混むので、鉄則「朝一番に行く」はここメルボルンでも有効だ。
開館前に着いたものの予想通り既に長蛇の列でオフィス内の椅子は満席だった。(ちなみに在メルボルンのマレーシア人はめちゃくちゃ多い。)
開館時間は平日の
・午前中2時間半(9時半~12時)
・午後2時間(15~17時)
の計4時間半のみ。気を付けておきたいポイントその2
それに、午前は申請のみ、午後は発行・交付のみと決まっている。
午前に交付、午後に申請は受け付けてくれないので気をつけたい。(そもそも番号札用の機械が受け付けてくれない)気を付けておきたいポイントその3
そうそう、いくら平和なオーストラリアとは言え、領事館入口に荷物チェックはおろか、セキュリティも置かず、カウンターには防弾ガラスも何もないオープンな仕様だったのには驚いた。
- Malaysia Boleh(マレーシアボレ)はメルボルンでも有効
実は今回、午前中に交付・受取をすることができた。「無理でしょ~」と言うマレーシア人の彼よりもマレーシア人気質の私。
「Malaysia Boleh(マレーシアボレ)精神」で、午前中の彼の申請に付いていって、同時に交付依頼をしてみた。
窓口がマレー系のおじさんだったこと、彼がマレー語でうまく話しをしてくれたこと、地位と権力(マレーシアあるある)のどれかもしくは全てのおかげだったのか、突き返されることもなく普通に交付してもらうことができた。
イレギュラーな対応だったので参考になるかわからないけど、一日に2回もセントキルダまで行くの面倒くさいし、ダメ元でやってみてよかった。
用意するもの:
①パスポート原本
②Acknowledgement of Application for Certificate of Good Conduct(申請受理通知画面)を印刷したもの
③現金10ドル(お釣りはすっごい嫌な顔されたのでぴったり持っていくことをおすすめする。)
費用:10豪ドル(マレーシアリンギでの支払い不可。)
※パスポートなどのコピーが必要な場合、領事館側でコピーを取ってくれないので必要であれば事前準備しておきたい。
オフィス内のプリンターも1回1ドルで使うこともできるが、間違ったボタンを押しても、2ドル硬貨を入れてもお金は戻ってこないので注意したい。(マレーシアらしすぎる・・・)
メルボルンで日本の無犯罪証明書を取得する
- 申請
ただし、指紋採取があるので事前に電話での予約が必要となってくるので注意したい。
用意するもの:
①パスポート
②申請書(窓口で記入可能)
費用:無料
窓口で確認したところ、申請後、通常8~10週で証明書が発給されるそうだ。
日本で申請すれば発行まで約1~2週間(都道府県による)なので、現地では少し時間がかかるが手数料無料で発給してもらうことができるのはありがたい。
日本から証明書が届き次第、申請書に記入したメールアドレスに連絡がくるとのことだった。
- 交付
メールが届いたのは申請から約7週間後。受取時にはパスポートもしくは運転免許証を持っていくだけでいい。
申請は指紋採取もあるので本人のみだが、受領時は委任状を使えば本人以外でも可能みたいだ。
日本の無犯罪証明書は「開封無効」と太字で書かれた封筒に入って渡される。
封筒は封に割り印もされ、本人であっても中身を見ることができない。
心当たりがなくても見れないとなると変に中身が気になって仕方がない。
オーストラリアの無犯罪証明書を取得する
オーストラリアの無犯罪証明書の申請は上の二ヵ国に比べたらめちゃくちゃシンプル。マレーシアと同様、一括オンライン申請になっている。
オーストラリア警察 https://afpnationalpolicechecks.converga.com.au/
用意するもの:
①身分証明書(計100ポイント以上)
②クレジットカード
費用:42豪ドル
私はパスポート(70ポイント)、クレジットカード(25ポイント)、銀行口座明細(25ポイント)で申請をした。(身分証明書一覧は上記リンク参照)
支払いが完了すると同時に登録したアドレス宛に申請完了の旨、メールが送られてくる。
申請2日後には、処理が完了し、翌営業日に発送する旨のメールが届き、その数日後には郵便受けに届いていた。
通常、配達にはオーストラリア国内では3‐7営業日、国外では10‐20営業日程かかるとメール内に記載されていたが20営業日かかったとしても申請から1か月以内で届いてしまうんだから、やっぱり早いよなぁオーストラリア。
こういった申請をする度に、海外に住むというのは日本に住んでいる時には必要なかった手続きに、お金と時間と手間と労力をかけることなのかもしれないと思う。
外国人として生きていく以上、どこにいても避けては通れないし仕方がないことなんだけど。
名にはともあれ、期限までに三か国分全て揃ってよかった。
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