南半球の生活に戻って。

メルボルンに戻ってきて4日目。 今回は実家からメルボルンの家までのドア to ドアで24時間もかかる大移動だった。 あのひどかった肩凝りや全身疲労も、ちゃんとしたベッドで2日寝たら全快してどこへやら。 通常運転再開だ。 今日は洗濯から始まり、荷物の片づけにパソコンで軽く仕事をしながら職務経歴書をいじっていたら、もうこんな時間だ。 今夜はローストポークとトマトパスタの予定。 一昨日、彼と私の大好きな映画「EAT PRAY LOVE」を見てから二人で欲していたSpaghetti all'amatricana(スパゲッティアマトリチャーナ)に完全に影響されている。 約2か月ぶりのメルボルンはすっかり冬。 日本はこれから夏に向かっていくいい季節だったのに。 南半球の6月はまぁ寒い。 5年ぶりの冬の生活は少し楽しみだけど日は短いし出不精に磨きがかかるし、なんだかんだやっぱり夏派。 それでも肌寒い日に一緒に食べる熱々のフィッシュアンドチップスは最高だ。 実はメルボルンに戻ってくる直前の関空でいろんなことがうまくいかなくて、センチメンタルだったところにイライラが重なった結果、出てきた言葉が「メルボルンに帰りたくない!オーストラリアなんて嫌いだ!」だった。 出国前に泣くなんて、きっとマレーシアで働くことになって日本を出発したあの日以来だ。 本当にメルボルンに帰りたくないわけじゃないのに言葉にしてしまうことでオーストラリアで生きる自信がまた少し減ってしまった気がする。 オーストラリアに来て半年。 実はこの国にまだあまり馴染めずにいる。 この半年、自分から距離をとって自分の殻にこもりすぎたかも。 ちょっと高いけど、メルボルンの美味しいごはんとコーヒーは私を幸せにしてくれるし、大好きな料理する時間もデザートを食べたり暖かい紅茶を飲みながら映画を見る何でもない夜の時間も、二人ならこんなに満たされるんだと気付いたのもメルボルン。 彼がもうすぐ帰ってくる。 今夜はローストポークとシンプルなトマトパスタ。 一日で一番好きな晩御飯の時間。