天気の良い暖かい日にふらっと寄りたいクランペットとコーヒーの店

たまの彼がWFH（Work From Home、在宅勤務）の日はいつもの平日と少し違う。
起きたら書斎に彼がいて、寝ぼけながら彼に起きたことを伝え、まだ朝食を食べていない彼と自分のために簡単な朝食を準備する。
週末は豪華なブランチを二人で準備するけど、平日はシンプルに済ませてしまう。
とは言っても自分だけじゃないからバナナ一本を渡すわけにはいかない。
大抵は、バゲットとスクランブルエッグとソーセージとかクロワッサンを温めるだけとかの簡単なものばかり。
そうそう、この間はコーンフレークと牛乳で済ませたんだった。
彼がコーンフレーク好きでよかった。
一人だとお腹が空かない朝も彼がいるともりもり食べられるんだから不思議。
やっぱり誰かと食べるごはんは美味しい。
世の中では毎日早起きして朝食とお弁当の準備をすることを当たり前のようにこなせる人もいて、それができない私にとってそういう人たちは尊敬でしかないし、と同時に、彼の出勤ギリギリに起きてかろうじて「いってらっしゃい」と見送る私に「ベッドに戻ってね、おやすみ」と優しく声を掛けてたり、たまの在宅勤務の日のシンプルな朝ごはんも喜んで食べてくれたりする彼には感謝しかない。

メルボルンには平日の限られた時間しか営業していない店も結構多い。
在宅勤務の日はそういった店に彼と一緒に行くことができる。
もちろん仕事の合間だから時間も限られているんだけど。
そんなちょっとした隙間時間にふらっと寄れるコーヒーとクランペットのお店の紹介。

Holy Crumpets & Coffee

RMITのすぐそばの路地にある小さな店。
ビルの一角の小さなスペースで営業しているから、気にしていなかったら通りすぎてしまいそう。
営業時間は平日午前7時～午後3時の限られた時間。
14時前に行ったときは既に完売で店も閉まっていたこともあるから閉店間際には気を付けたい。
コーヒースタンドのようなコンセプトなので店内で飲食はできない。
店の前と横にそれぞれ小さなカウンターとベンチがあるのでそこで飲食をする。
冬の寒い日よりも今日みたいな晴れて暖かい日に行きたいお店。



メニューはドリンクとクランペットととてもシンプル。
クランペットは5ドル～。
クランペットは小麦粉とイーストを使い発酵させたイギリスのパンケーキ。
ここオーストラリアでもスーパーで売られているのを見かけるし、普段からよく食べられているみたいだ。



2年程前にクランペットを知って、ついにメルボルンで私もクランペット初体験。
「表面はカリっと、中はモチっと」と言われる通りで、イングリッシュマフィンを彷彿させるサイズ感と厚さ。
クランペットそのものには味はないのでバターやはちみつ、ジャムなどを添えて食べるのが一般的みたい。
期間限定のレモンカードとリコッタと迷って、今回私はピーナツバターとはちみつ（オレンジブロッサム）の組み合わせにしてみた。
ピーナツバターで見えないけれど、表面にぷつぷつと穴があるのがクランペットの特徴のひとつ。
かぶりつくと、意外と弾力がある。
クランペットの食感もピーナツバターとはちみつの間違いない組み合わせもバッチリ。
初めて食べたクランペットは美味しくって満足。
1つで満腹感もあって朝ごはんにもちょっと小腹が減ったときなんかにも寄りたいお店。



クランペットを知ったきっかけは、インスタグラムで一方的にフォローしているイギリス在住の女性がクランペットを紹介していたこと。
2年前にロンドンに行った後にクランペットのことを知ったから、残念ながら本場のクランペットは食べ損ねてしまった。
イギリスで食べたいものリストにクランペットを追加しておこう。