雨の日のフィッシュアンドチップス
先週に引き続き、この週末も朝から晩まで家のDIY。
大掃除とペインティングは力仕事なところもあって、ベッドに入って電気を消したらすぐに眠りに落ちてしまう。
雨が降った日曜日午後。
塗装用スプレー缶を探しに行ったホームセンターの帰り道、「チキンカレーかフィッシュアンドチップスどっちがいい」と彼が聞く。
週末は彼がシェフで私がリクエストしたものをたいてい何でも作ってくれる。
今朝はチキンカレーの気分だったけどフィッシュアンドチップスも最近食べてなかったな。悩む・・・
フィッシュアンドチップスが無性に食べたくなるのは決まっていつも雨の日。
ロンドンでもグレートオーシャンロードでもフィッシュアンドチップスを食べた時はいつも雨が降っていた。
「The Mayfair Chippy」本場ロンドンで食べるフィッシュアンドチップスの記事はここから
結局誘惑に負けてお気に入りの店のフィッシュアンドチップスで週末を〆ることにした。
そういえば、メルボルンで初めてフィッシュアンドチップスを食べたときも寒い雨の日だった。
- メルボルンからクライストチャーチへ
ころころ変わる季節の、一気に冷えた3月のある土曜日。この数週間前に起きたニュージーランド・クライストチャーチのモスク襲撃事件。
70人近い犠牲(今回の事件の犠牲者にはこれまで関わってきたマレーシア人やインドネシア人も含まれていると聞いた。)が出たこのおぞましい事件の被害者のためのチャリティがメルボルンの有名レストランAttica主催で行われた。
AtticaのシェフBen Shewryの呼びかけに賛同したメルボルンの人気レストランやベーカリーのシェフたちがAtticaに集まったこともあって注目を集めたイベントになった。
それぞれがクロワッサンやケーキ、サンドイッチなどを販売し、その売上が被害者への募金となるシステムだ。
・英語での記事になるが、詳細は以下のリンク参照。
Attica is holding an all-star charity bake sale for Christchurch terror victims
・別記事だが、中国からの寄付金2億円を被害者たちは、中国国内で弾圧されるウイグル人のために使ってほしいと返送したとのことだ。
チャリティ開始時刻9時には間に合わず、並び始めた9時半には既に長蛇の列ができていた。
気温12度、雨が降り続ける中、白人もアジア人もアラビックもムスリムも仏教徒もクリスチャンも並ぶ。
結局、11時前に完売、私たちを含め多くの人が両手に何も持たず帰ることになった。
残念がりながらも、並んでいた人みんなが拍手で終わったイベントだった。
X印が9時半時点での最後尾。
この日も帰り道に向かったのが今も足繁く通うこの店だった。
Kiwi Fish and Chips
検索すると車で10~15分の距離だけでもすごい数の店がヒットするけど、フィッシュアンドチップスが食べたくなるといつもここに来てしまう。
週末も含め毎日11時~21時まで営業しているのは嬉しい。
念のため行く前はいつも電話で確認(兼注文)をしてピックアップするようにしている。
昨日も電話をすると「20時15分にキッチンクローズ」と言われ、「じゃあ19時半に取りに行くから」と注文しようとすると「19時にして」と言ってくる。
注文するメニューもいつも同じだ。
オーストラリア、ニュージーランド周辺に生息するBlue grenadier(ホキ)とFlathead(マゴチ)、それにCalamari(イカフライ)にChips(フライドポテト)。
魚をオーダーすると必ず聞かれるのが「BatteredかGrilled」だ。
卵、牛乳、小麦を混ぜた衣をつけて揚げた、私たち日本人がイメージするフィッシュアンドチップスがBattered。(日本語のバッター液もこの言葉からきている。)
こじんまりとした店だけどもちろんイートインスペースもある。
私たちはNetflix観ながらソファの上で食べたいからいつもテイクアウトをする。
車で10分の距離だから家に着いてからでも熱々が食べられる。
魚は掌よりも大きくて白身魚も衣も美味しいし、太めのチップスが最高。
外はカリっと中はホクホク。食べ応え抜群。
見落としがちだけどカラマリもかなり美味しいから毎回忘れずにオーダーする。
Japanese pancake...お好み焼きもどき?
まだまだ寒い日が続くメルボルンも9月から春だそうだ。
夏服大好きだし、早く「暑い暑い」と言えるような気温になってくれたらいい。
暖かくなる前にもう一回くらいフィッシュアンドチップス食べれたらいいな~。(季節限定ではない)
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