シンガポール航空とシルクエアーに乗ってみた


4月のマレーシアと日本への一時帰国でシンガポール航空を利用した。
2018年世界一の航空会社になったシンガポール航空のフライト体験談。





二ヵ国の一時帰国はオープンジョーがお

  • 2ヵ国以上訪問時の航空券は片道?往復?

通常、航空券の予約は「片道」か「往復」の二択だ。
もし一度に2ヵ国(もしくは2都市)以上訪問するのであればどの航空券を予約するのがいいんだろう。

■日本からマレーシアとシンガポールの2ヵ国を訪れるとする。

1.往復航空券の場合
日本⇔マレーシアの往復を購入した場合は行きも帰りもマレーシアに、日本⇔シンガポールの往復を購入した場合は行きも帰りもシンガポールに寄らないといけない。
予定があるなら問題ないが、それでなくても時間が限られた旅行中に移動に時間を使ってしまうのはもったいない。

2.片道航空券の場合
日本→マレーシアの片道、シンガポール→日本の片道をそれぞれ予約することは可能だ。
それぞれ違う航空会社利用することもできるし、一方だけでもセール対象航空券が取れた場合往復よりも安く上がるかもしれない。
けれど基本的に片道は往復よりも高い値段設定になっていること(LCCを除く)、決済はそれぞれで行われるのでシステム手数料や通貨レートを2回分考慮しないといけない。

3.周遊航空券の場合
・日本(関空)→マレーシア・KL
・マレーシア・KL→シンガポール
・シンガポール→日本(関空)
の、計3便を一度に手配できるのが「周遊航空券」。
一筆書きに旅行ができて無駄な時間が減る一方で、東南アジア(特にマレーシア)のようにLCCやバスなどの安い移動手段がいくつもあるエリアとなると周遊はフレキシブルさにかけるかも。

4.オープンジョーの場合
周遊航空券に似ているが、途中の都市間の移動は個人手配できるのが「オープンジョー」。
・日本(関空)→マレーシア
・シンガポール→日本(関空)
の航空券のみの手配になるので、マレーシア→シンガポール間は各自で手配をする。
KLからシンガポールの移動をバス、もしくはエアアジアやマリンドなどのLCCを利用すれば節約にもなる。
もちろん往復航空券よりも高くなることが多い。

航空券の値段は常に変動しているし時期によっても全く違うから一概にどれがいいとは言えないけど、一度の旅行で2ヵ国(もしくは2都市)以上を訪問する際は周遊やオープンジョーも一度選択肢に入れてみるといいかもしれない。

ここ数年、私はもっぱらオープンジョーにお世話になることが多い。
今回の一時帰国は、
・オーストラリア・メルボルン→マレーシア・ペナン
(・ペナン→KLはFireflyを、KL→関空はベトナム航空を利用)
・日本・関空→オーストラリア・メルボルン
※メルボルン・ペナン間、関西・メルボルン間はシンガポール乗り換え
でのルートでシンガポール航空を利用。
オーストラリア⇔シンガポールの往復に約100豪ドル上乗せするだけで二ヵ国の一時帰国に便利なルートが完成する。


シンガポール航空

シンガポール航空はその名の通りシンガポールを拠点とする航空会社。
ANAと同じスターアライアンスに加盟している。
エアラインオブザイヤー2018では前年1位だったカタール航空を抑え世界1位に選ばれている。
その他にもベストキャビンクルー2018で2位(1位はガルーダインドネシア!)、ファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミーの全てでトップ3に入っている。

■ エコノミークラス

  • シート周り
ベストエコノミークラスで2位のシンガポール航空。
今回、メルボルン発シンガポール行、関西発シンガポール行、シンガポール発メルボルン行の3便を利用。
当たりが悪かったのか3便共に内装が古くさいものばかりだった。
スクリーンも古いタイプで小さくて画質も荒いし、もちろんタッチパネル機能もなくて期待外れ・・・。
座席は関空→シンガポール、シンガポール→メルボルンでエコノミー最前列に座ることができてすごく快適だったけど、シンガポール航空よりもランキングが低いキャセイのほうがシート周りの設備が新しくて気持ちがよかった。

さすが東南アジアの航空会社だけあってエアコンは効きすぎているから寒がりの人は上着必須。
ブランケットを追加でお願いした女性クルー(シンガポール人)が、ブランケットを持ってきてくれた後わざわざエアコンの設定温度を確認してきてくれて「25度だから変更できないの、ごめんね」と謝りにきてくれた時はシンガポールエアーのすごさを見せつけられた気がした。さすがベストキャビンクルー!

  • 機内食
食事はアジア系もインターナショナル系も美味しいものと残念なものの差が激しい印象。
特にメルボルン→シンガポール線は夕食も軽食もすごく美味しかった。
軽食のほうれん草とチーズのターキッシュブレッドだったかな?がめちゃくちゃ美味しかった。
残念だったのは、関西→シンガポール線で和食が売り切れてしまってもう一択のチキンがなかなか微妙だった・・・。
京都の料亭菊乃井シェフ監修のスペシャルだから絶対食べたかったのに・・・。
しかもクルーに「Japanese or chicken?」って聞かれてJapaneseって答えたたのに「ごめんね、チキンしかない」って返されて何で聞いてきたのか謎。
そういうところはシンガポールもマレーシアも似てる。
デザートがコナン仕様の雪見大福だったのは嬉しいサプライズだけど。
シンガポール→メルボルン線では現地深夜1時頃になかなかヘビーなものが出てきて(おいしくて完食したんだけど)、その割に朝食がベトナム航空並に全然ダメだった。あの時間のフライトなら夜食は軽く、しっかりとした朝ごはんを出してほしかったところ。

■メルボルン→シンガポール線(夕方便一食目)


■メルボルン→シンガポール線(夕方便軽食)


■大阪→シンガポール線(夕方便夕食)




■シンガポール→メルボルン線(深夜便、夜食)


■シンガポール→メルボルン線(深夜便、朝食)





シルクエアー

シルクエアーはシンガポール航空の子会社で、シンガポール航空のシンガポール⇔マレーシア間はシルクエアーを利用することになる。
マレーシアとシンガポールは1時間程のフライトだしシンガポールから自分で他のLCCを使って移動してもいいんだけど、荷物がスルーチェックインできて便利だから私はシンガポール航空でマレーシアまでアレンジしてしまう。
※ちなみに、世界で最も便数の多い国際路線ランキング1位はシンガポール⇔KL間。

シルクエアーは機体が新しいのか朝一のフライトだったからか機内全体に清潔感を感じた。
エアアジアとは違って洗練された雰囲気。
朝食としてサンドイッチとフルーツが提供された。
これからペナンで食い倒れする私たちにはちょうどいいサイズ。



ベストエアライン2018に選ばれたこともあって期待が膨らみすぎていたのか、シンガポール航空の機体、座席周りは少し残念だった。
それでもマレーシア帰省には重宝する航空会社には変わりないし、これからもお世話になる予定。(カンタス航空がKLに就航したらカンタス使うかなぁ。)









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