食は中国にあり

どこの国の料理が一番美味しかったか。
と聞かれれば、間違いなく中国はベスト3に入る。
日本でも中華料理は家庭料理としても外食文化として根付いているけれど、少し日本のそれとは違う。
あくまで日本の中華料理は日本人向けにアレンジされたものだからなんだろうけど。
それにしても本場の中華料理は何を食べてもハズレがない。
何も考えずに入った食堂で適当に注文した炒め物だけで白飯何杯もいけてしまう。
特に西紅柿炒鶏蛋(トマトと卵の炒めもの)は最強。

私も中国へ来るまでこの料理の存在を知らなかったんだけど。
こんなにも美味しいのに何で日本ではあまりメジャーにならないんだろう。
おかずを単品で頼んで白飯を好きなだけ食べるのもいいけれど、日本でいう丼スタイルでオーダーすることもできる。
メニューに盖飯(ガイファン)と書かれていたら、白米の上におかずが乗った丼ということ。

西紅柿炒鳮蛋盖飯
今見ても卵のふわっふわ具合がやばい。
餡かけもやばい。

これは豚ときくらげと野菜の炒めたやつ。(名前は忘れた)

本来使われるはずの他の青野菜がないからとピーマンが代用されて出てきた盖飯。

青椒肉絲盖飯
青椒肉絲オンザライス、うまくないわけがない。
ちなみにチンジャオはピーマンのことらしい。
確かにピーマンの存在感がすごい。
丼がうまけりゃ炒めてもうまい。
日本人にも馴染みのある炒飯。

蛋炒飯
シンプルイズザベスト。
安定の卵炒飯。

青椒肉絲炒飯
漢字の通り、青椒肉絲の炒飯。
青椒肉絲が炒飯になれるならあれもあるはず。

回鍋肉炒飯
名前からして間違いなくうまい。
中華の王道といえば炒飯、そして餃子だ。
(私の餃子(チャオズー)の発音が悪すぎて、最後までいちいち漢字を見せないと理解してもらえなかったわ!)

優しい味のスープが朝ごはんにぴったりな餃子。

さすが四川省。餃子を頼むとスープも真っ赤。

これがシンプル王道の茹で餃子
日本の餃子は焼き餃子がメインだけれど、中国では茹で餃子ばかりを食べた。
これを麻辣なタレにつけていただく。

この餃子はテーブルに届けられる前に既に茹で餃子に辛いタレがかけられていた。
たぶんこれは四川流。

燃餃子
燃麺とはまた違う味のそぼろとタレとナッツがかけられている燃餃子。
これがめちゃくちゃうまい。
ちなみに、メニューでよく餃子と並んでいる抄手はワンタンのこと。
肉まんは包子(パオズー)。

中の餡が塩胡椒ベースのシンプルなものなんだけど、肉の味がしっかりしていてうまい。
しかも6つで4元(80円弱)と激安。
宿に近い食堂に売られていたので、朝食によく食べていた。
そして忘れてはいけないのが、麺料理。

牛肉麺
だいたいどこのお店のメニューにもある定番麺。
但しここは四川。
スープが真っ赤だ。
この四川の激辛は麻(マー)、辣(ラー)でできている。
花椒の舌がピリピリしびれる感じ麻味と唐辛子の辛みである辣味だ。
(何度必至に「NO麻NO辣」と言ったか!)
ちなみに麺にうどんのようなこしはなく、噛めばすぐに切れてしまう。
つるつると食べられるのがまた美味しい。

燃麺
おすすめは?と聞いたら指をさされた燃麺。
そぼろがめちゃくちゃおいしい。

担々麺
日本でもおなじみの担々麺。
本場は汁なし、そして汁なしのほうが断然おいしい!

お店のおばちゃんが「こうやって混ぜて食べるのよ!」と混ぜてくれた。

担々麺に似たなにか。

牛肉風子麺
大通りから1本裏の路地で見つけた店へ入る。
メニューを見るとかなり安い。
他のお客さんに「これがうまい」と身ぶり手ぶりで教えてもらったので試すことにしたら、やっぱりおいしい。
しかも一番大きなサイズで8元!食べきれない!
うまいうまいと食べていたら周りの中国人も嬉しそうで、みんなハッピー。
うまいうまいと食べていたら周りの中国人も嬉しそうで、みんなハッピー。

拉条子(ラグメン)
第一印象は「パスタもどき・・・?失敗した・・・」というルックスのラグメン。
これは中華料理というよりも中央アジア料理に分類される食べ物だ。
中国ではウイグル料理店で食べることができる。
手延べ麺にトマトベースのハヤシソースに似た味付けに調理された野菜や肉をかけてある。

玉ねぎ、ピーマン、お肉を入れて!とお願いしたらこれが出てきた。うまい。
ちなみにラグメンの麺は一皿に載っているのが一本の麺。
全て繋がってるから食べるのは結構大変だったりする。
ラグメンの麺の作っているところを見せてくれた。



1本が2本に、2本が4本に、とだんだん細く麺らしくなっていく。

それにしてもよく食べたなぁ、成都。
ご飯が美味しいと更に外篭りに拍車がかかる。

道のあちらこちらで売っている焼き芋。
めちゃくちゃ色が濃くて柔らかくて腹持ち◎




スナック菓子は別にまずくもないしおいしくもない。
そこらへんにある食堂で食べるのが正解。
毎食きちんと炭水化物を摂取したおかげでめちゃくちゃ太った中国。
コメント
コメントを投稿