フィジー旅行記


私は断然山より海派。
青い空と海と白い砂浜の景色も、ビーチやプールサイドに寝そべって日光を浴びるのも大好き。
どこからも遠いオーストラリアだけど、せっかくオーストラリアにいるんだからアクセスしやすい太平洋の島々を制覇したいと思って、年末年始はニューカレドニアへ、そして先週はフィジーへ行ってきた。
結果、彼も私もフィジーの虜に。
ニューカレドニアもよかったけど、フィジーはそれを越えてきた。

フィジー旅行についての情報は他の国に比べて格段に少なかくて下調べに少し手こずったので、これからフィジー旅行を検討している人たちへの情報シェアも兼ねた彼と私のフィジー旅行記。

フィジーの基本情報



正式名称:フィジー共和国
首都:スバ
人口:89万人(2017年)
人種:フィジー系(57%)、インド系(38%)、その他(5%)
宗教:フィジー系はほぼ100%キリスト教、インド系はヒンドゥーとイスラム
言語:英語(公用語)、フィジー語、ヒンディー語
通貨:フィジードル(1FJD=約50円)
時差:オーストラリア+2時間、日本+3時間
コンセント:O型(オーストラリアと同じ)

  • フィジーの位置とアクセス

フィジーは南太平洋に浮かぶ300以上の島からなる島国だ。
首都のスバがあるビチレブ島にはフィジーの空の玄関ナンディ国際空港があるのでほとんどの旅行者はまずここを目指すことになる。
オーストラリアからはフィジーのフラッグキャリア「フィジー・エアウェイズ」とカンタス航空、ヴァージン・オーストラリア、それにジェットスターが運航している。
シドニー、メルボルン、ブリスベンからは直行便が就航している。
メルボルンからだとフィジー・エアウェイズの深夜便がおすすめ。
23:35メルボルン発に乗ればナンディに翌日6:30に到着できる。
離島へ移動する場合、ほとんどのフェリーは午前8時半発になるので、このフライトを利用すればフィジー到着後すぐに離島へアクセスすることも可能になってくる。
日本からの直行便はフィジー・エアウェイズが運航している羽田便のみ。
それ以外はオーストラリアもしくはニュージーランド、もしくはキャセイを使って香港を経由することになる。
オーストラリアのついでにフィジー、フィジーのついでにオーストラリアなんて旅行もあり。

  • メラネシアとポリネシアとミクロネシア


Wikipediaより

太平洋に浮かぶ島を区別するときに使う〇〇ネシア。
「ネシア」とは「島」を表すギリシャ語が語源となっているらしい。
フィジーやニューカレドニアが属すメラネシアは「肌の黒い人たちが住む島」という意味を持つ。
メラネシア人もポリネシア人もミクロネシア人も、日本人と同じモンゴロイドとオーストラロイド(オーストラリアのアボリジニ)の血が混ざっているらしい。
ちなみに、フィジーの人たちにモアナのことを聞くとみんな口を揃えて「モアナはサモア」だと教えてくれた。(ごめんね知らなかった。)

  • フィジーの歴史

フィジー人のルーツは元々メラネシア人がカヌーを使って辿り着き、後にトンガ人が移住してきたことでポリネシア文化の影響を受けたとされている。
そしてイギリスのクック船長がフィジーにたどり着き、その後イギリスの植民地となり、イギリスが砂糖のプランテーションのために連れてきたインド人をフィジーに移民させ、彼らの子孫の多くは今もフィジーに残っている。(インド系のタクシードライバーに聞いた話では、インド系は政府から選択肢を与えられており、インドに永久に帰国することも可能だそうだ。ただ、生まれも育ちもフィジーの彼らがフィジーのほうがいいと思うのは自然な話だと思う。)
現在は、オーストラリアやマレーシアと同じイギリス連邦に加盟しているが歴史上では加盟と脱退を繰り返している。
2014年9月とついこの間まで軍事政権だったんだから驚きだ。

  • 脱OZ・NZ、中国依存へ

食料品の多くをオーストラリアやニュージーランドか輸入しているフィジーだが近年両国の内政干渉のため対立。とは言え、フィジーの観光客の多くがオーストラリア人やニュージーランド人だし、現地での何かトラブルみたいなものは感じられなかった。

このところはオーストラリアやニュージーランドよりも中国に歩み寄るフィジー。
メルボルンほどではないが、ナンディの街中でも中国語の看板を見かけたし、中国系(華僑か華人かはわからない)の子どもが現地の制服を着て現地の子どもたちと通学をしている光景も何度も見た。
それに観光客の集まるデナラウ港でも中国の音楽イベントをやっていた。(フィジーに来て中国語の音楽がすんごいうるさいの、めっちゃストレスだったわ。)
オーストラリアの大手建設会社は昨年、中国企業にプロジェクトを持っていかれ、タクシー運転手から聞いた話だと、中国の投資家がこぞってフィジー国内の不動産を買っていくんだそうだ。
今、フィジーは中国からの直行便を就航させることに必死らしい。
中国の太平洋諸国への進出が加速しているのを目の当たりにした。

  • 主要産業

以前は砂糖が主要産業だったが今は観光業がメインだ。
輸出品は水、金、衣料品がトップ3。
セレブもこぞって飲むミネラルウォーターといえばフィジーウォーター。
お世辞抜きにめっちゃ美味しくて、帰りのカンタスで飲んだミネラルウォーターが飲めなかったくらい。




  • 気候

フィジーは年中高温多湿。
平均最高気温が28度、平均最低気温が23度と過ごしやすい気候だ。
12月~4月は雨期にあたるが1日中雨というわけではない。
5月~11月の乾季がベストシーズンということだが、私たちの訪れた9月でも雨が降ったり強風でボートに乗れないなんて日もあった。
基本的に天気予報は全くあてにならないと思って大丈夫。
天気予報は首都スバのデータを元にしているが本島中央に山があるので、山の反対側にあるナンディの天気はスバのものと変わってくる。
それに多くの旅行客がナンディから離島に行くことになると思うが、天気は島や地域によって全然違うから旅行前に天気予報を見て一喜一憂はしなくてもいいかな。
夜は思ったよりも肌寒いので何か羽織るものがあるといいかも。

  • 合言葉は「Bula!(ブラ!)」

基本的に皆明るくてフレンドリーで笑顔が素敵!
ぼったくってくるようなタクシーや客引きなんかもほとんどゼロだし、デナラウはもちろんナンディシティも治安は良い印象を受けた。(マレーシアよりははるかに安全。)
フィジーの人たちは英語が堪能なのでまず会話に困ることはない。
そしてフィジーでの合言葉は「Bula!(ブラ!)」。
ホテルでも街中でも「Bula!」と挨拶を交わす。
それにとびっきりのFijian Smileが付いてくるんだもん。
こっちも「Bula!」と返すのが楽しかった。
フィジー語はマレー人の話すマレー語にそっくりで、彼も少し勉強したら話せそうだって言ってた。
それに彼らは南国気質。
「フィジータイム」と言って休憩したり、何でも気長に待ってしまう。
フィジーに行ったらせかせかしすぎずに「フィジータイム」で過ごすのが一番なのかも。

そしてフィジーと言えばラグビー。
ラグビーの話をし出すと止まらない。
今年日本で行われるラグビーワールドカップ。
フィジー初戦の相手はワラビーズ(オーストラリア)だそうだ。
あと数日、がんばれフィジー!

  • フィジーでの移動手段

ナンディ空港とデナラウの往復だけであれば移動手段はタクシーとバスの利用のみ。
デナラウから離島への移動はフェリー、主にSouth Sea(サウスシー)を使うことになるはず。


デナラウからナンディまではローカル路線バスWestbus(ウエストバス)が1ドルで最安。

私たちの滞在プラン

滞在には何日必要なのか悩むところ。
日本からだと片道移動で約1日使ってしまうし、オーストラリアからも時間によってはフライトの日は何もできないと思ったほうがいい。
せっかく300の島からなるフィジーへ行くんだからデナラウに滞在するだけではもったいない。
ただ離島へ行くとなると1日1便~の数少ないフェリーを駆使することになるので、中3日は最低でも必要だろう。(中3日だとかなりバタバタすると思うけど・・・)
中5日あればかなりゆったり離島ライフを楽しむこともできるし離島2島に宿泊することも可能。


参考までに私たちの日程は以下の通り。

1日目 メルボルン→シドニー→ナンディ(カンタス航空) デナラウ泊
2日目 デナラウ・ナンディシティ散策 デナラウ泊
3日目 デナラウ→トコリキ トコリキ泊
4日目 トコリキ泊
5日目 シュノーケリングツアーへ トコリキ泊
6日目 トコリキ→ナンディ→シドニー→メルボルン(カンタス航空)


絶対にまた行きたい!と思えたフィジー。
詳細はまた後日。
フィジー旅行記 続く


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