メルボルンで食べる伝統的なホームメイドシチリアンケーキ


カフェの街メルボルンに住んで2年目になる。
この街には「インスタ映え」するお洒落なカフェが溢れている。
メニューもいわゆる日本のカフェメニューとはまた違う、世界中からの移民が集まるメルボルンを象徴するような多国籍の食をうまくメルボルン風にアレンジしたものに出会うことが多い。
料理が好きな私は、「こんな風に使ってもいいんだ」「この組み合わせってありだな」と新たな発見があって、それを家でも取り入れたりして感化されるのは楽しいけれど、それでもやっぱり正統派の伝統的な料理が好きなのは相変わらずで。
地味でもオーセンティックなものに魅力を感じるし、ついついそういうものをここメルボルンでも探してしまう。


Dolcetti ドルチェッティ

クイーンビクトリアマーケットから西へ200メートルのところにある「Dolcetti」はイタリアのシチリアンデザートが食べられるペイストリーショップだ。
イタリア・シチリアといえばカンノーリ発祥の地。
それを聞くだけでなんとなくでもシチリアンデザートが想像しやすくなるんじゃないかな。


賑やかなマーケットから少し離れるだけで人通りが一気に減る。
決して派手な外観ではないし、注意していないと見落としてしまいそうになる。
そんな主張しすぎていない感じも好感度が高かったりする。


店内は白で統一され、決して広くはない空間。
エントランスから入って手前左がショーケース、右手壁側にイートイン席、店内奥がオープンキッチンになっている。
店内でのイートイン席は10席ないくらいで、天気の良い日は外にもテーブルを出している。


私たちがドルチェッティへ行くのは大抵週末。
なので平日のことはわからないけれど、週末の14時頃に行くと残っているのはほんの数種類しか残っていない、実は人気店だったりする。
若い人で溢れかえった店というよりは、昔からの常連さん(年配の方が多い印象)がお喋りやお茶をしに集まってきている場所。


こんな風に午後にはショーケースはガラガラに。

オーナーのおばあさんやお母さんから代々受け継がれてきたレシピを使ったケーキやペイストリーは全て店舗で作られていて、メニューは日替わり。
だから行く度に新しいものに出会えるのも嬉しい。
ショーケースを見て眺めているとフレンドリーなスタッフが一つずつ説明してくれる。


結局この日は
・Cassateddi(4.5ドル)
代表的なシチリアンペイストリー。
ほんのり甘いリコッタチーズとチョコレートの二種類があったので、今回はチョコレートに。
・Berries Ricotta Cheese Cake
前回一度食べたチーズケーキが美味しかったから、今回もまたチーズケーキをついつい選んでしまった。


ドルチェッティは小ぶりで甘すぎず軽くて胃もたれしないからお気に入り。
だから、ちょっと甘いものが食べたい時にぴったり。
イートインならケーキとの相性抜群のロングブラックは注文必至。

Cassateddi

Berries Ricotta Cheese Cake

前回テイクアウェイしたBaked Ricotta(5.2ドル)とBaby Bombolone(3.5ドル)が美味しくて大好きになったドルチェッティ。


定休日は月~水曜日。
木~日曜日も14時半~15時には営業が終了するので早めの来店がおすすめ。





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