シチリア生まれのデザートで週末ティータイム


メルボルンは夏本番。
最近では40度まで気温が上がった日もあったけど、暑さは続かずここ数日はちょっぴり肌寒いくらい。(そしてこの瞬間は滝のような大雨で真っ暗。)
きつい日差しも熱気も、不快というより「待ってました!」って感じだし、やっぱり私は夏が好き。

とは言ってもやっぱりないものねだりで、日本の大雪のニュースやインスタのストーリーなんかで友達たちが上げているおでんや冬服の写真を見ると、冬もいいかもなんて思ったり。
いやいや、そんなことないか。やっぱり夏がいい。
なんて言いながら、先日クーラーをがんがんかけておでんを食べた。
夏おでんもいいね。

牛すじの代わりに豚バラ代用。「豚バラも超あり!」な美味しさだった。


そう言いつつもなんだかんだ味覚も夏モードで、最近は冷たいデザートばかりに目がいく。
無性にクリームっぽいものが食べたくて、今週のデザートハンティングはメルボルンお馴染みのあのシチリアン・デザートに決定。

メルボルンにはイタリア系移民が多く住んでいることもあって、イタリアの食文化に触れ合う機会が多い。
イタリアンレストランはもちろんのことデリやベーカリー、ドルチェも充実していて、まぁ大抵なんでも見つかるこの街で、ジェラートやティラミスと同じくらい市民権を得ているのがイタリア・シチリア発祥の「Cannoli(カンノーリ)」だ
カンノーリは油で揚げた筒状の生地にリコッタチーズのクリームをたっぷり詰めたお菓子。
専門店がいくつもあるくらい、ここではお馴染みのデザートだ。

私が初めてカンノーリを食べたのはイタリア・ローマ。

滞在していたAirbnbのオーナーが連れて行ってくれた。

Cannnoli Bar


向かったのは、Avondale Heightsにあるカンノーリ専門店「Cannoli Bar」。
ショップロットの一角でもなんでもない、住宅地の中にぽつんと1軒この店があるだけの静かなエリアだ。


訪れたのは日曜の13時過ぎ。
店内にはイートインのグループが2組のみで、目当てのカンノーリも種類は豊富だった。

カンノーリは5ドル~。
クラシック、ヌテラ、ピスタチオの3種類以外はショーケースにある中から選ぶようになっている。
ティムタムやオレオ、キンダーブエノなんかもあって、いつもとちょっと違う味が食べたいときにもいいかもしれない。

カンノーリ以外にもドーナツやイタリアンペイストリーが並ぶ。
閉店してしまったけど、大好きだったDolcettiを思い出した。


この日は、クラシックとピスタチオ、それにティラミスを持ち帰り。
ショーケースのものは既にクリームが詰められているけれど、クラシックとピスタチオは(あと今回は頼んでいないけどヌテラも)注文してからクリームを詰めてくれるから、生地はサクサクパリパリなのが嬉しい。(ケース内のものもその日中に食べるのであればそこまで湿気らない。)

私の一番のお気に入りはクラシック。
リコッタクリームは甘すぎないし濃厚で、だけど重すぎない。
ダークチョコとピスタチオが片方ずつデコレーションされていて見た目もかわいい。

ピスタチオはこの中で一番甘さ控えめで大人味。

ティラミスは、ティラミス風とかじゃなくてティラミスそのもの。
中心にはエスプレッソがしみ込んだビスケットが入っていて、コーヒーの香りがじゅわっと口中に広がると至福。

コーヒーはもちろん、紅茶とも相性抜群。

カンノーリを頬張りながら「自由に世界を行き来できる日がきたら、シチリアや南イタリアにも行きたいねぇ」と近いような遠いような未来の話をする。
行きたい旅先は増える一方だ。


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