メルボルンで過ごした、我が家の長い長いクリスマス休暇


我が家の長い長いクリスマス休暇が始まった、とでも書き始めるつもりだったのに、気付けば三が日も過ぎて2021年も7日目。
毎年のことながら、クリスマス前から正月のスピードには驚く。
世界中の時計が一斉に進められているんじゃないかと思うくらい、一瞬で過ぎ去っていった。

クリスマス前(私に限っては12月入る前か遅くとも12月頭)にはオーストラリアを脱出して、南国へ旅行、もしくは極寒の日本へ一時帰国するのがお決まりだった私たちも、今年はおとなしくメルボルンの自宅で過ごすことになった。
これが、私にとって初めてのオーストラリアでの年越し。

クリスマスホリデーの時期に贈られるハンパーが我が家にもやってきた。

休暇前には、Netflixのマイリストに溜まった映画三昧だと意気込んでいたのに、結局のところ「The Crown(クラウン)」をシーズン4まで観終わっただけで(イギリスのロイヤルファミリーの話。すごくよかった!)、今のところほぼ毎日ワンピース三昧。
あとは、たまにお隣さんの家でディナーをご馳走になったり、そこの子どもたちとひたすらウノをしたり。
特にどこか遠くへ出かけることもしなかったし、普段の生活の延長線みたいな休暇だった。

お隣さん家でのディナー。

年末年始は人生初の年越しそばとお節もどきに挑戦。
お蕎麦屋さんの年越しそばセット(手打ちそばを自宅で茹でるタイプ)と自宅で天ぷらをしこたま揚げまくって、天ざるにしていただいた。

期待以上の美味しさだったから、お隣さん一家に日本食をふるまうときは天麩羅と蕎麦にしようと思う。

お節は大晦日前日にマーケットで手に入れたものと、これもまたギリギリに手に入れた日本食材と前回の一時帰国で持ち帰ったものを駆使して、バタバタと準備を始めたのが大晦日の午後。
お節らしいお節を作ったわけでも、手を込んだものを作ったわけでもないのに、少量でもなかなかの面倒くささだった。
「もともと正月に休むためのお節料理ちゃうんかい~!逆に普段よりしんど~!」なんて文句を言いながら当初の予定よりも品数を減らしたものの、なんとかそれっぽいのが完成。

お節もどきはお昼ごはんに。

朝ごはんにはお雑煮と一時帰国で持ってきた日本酒で乾杯。
白味噌がないから妥協して出汁で作ってみたけど、やっぱり白味噌だよなぁと思いながら2つも餅を食べた。



20代前半は厳かな日本の正月の良さがわからなかったし、新卒で勤めた金融機関は当時有給なんてほとんど消化できないのが当たり前だったから、年末年始の連休はチャンスとばかりに海外へ飛び出して、日本で過ごしたいなんて思ったこともなかった。
年越しといえば、花火やパーティーにクラブ、カウントダウンで友達と騒ぐのが楽しかった。
そんな私も日本を離れて8年目。(数えてみて、「えーそんなに!」って自分でも驚いた。)
あの頃とは大違いで日本への想いは強くなる一方だ。
白味噌のお雑煮もすき焼きもこたつも元旦のあのなんとも言えない空気感も、みかんを実家の柴犬と分けながら食べるのも全部全部いいなぁ。

お節は大変だし、例年通り年末年始は実家で過ごすかリゾート地でゆっくりするのが一番だと新年早々に再確認。
今年の年末は通常運行に戻っているんだろうか・・・。

長いと思っていた3週間ちょっとの休暇も残すところあと数日。
来年より移動ができる年になりますように。

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