メルボルン・タラマリン空港アメリカンエキスプレスラウンジとカオスなTRSカウンター


一度使い始めるとそれなしでは旅行できなくなってしまうアメックス。
アメックスは特にT&E(トラベル&エンターテイメント)に強く、年に何度も空港を利用する私たちにとって旅の必需品だ。

アメックスプラチナカード会員が利用できる空港ラウンジは大きく分けて8つ。
※日本国内空港ラウンジは、海外発行のアメックスでは利用することができないので注意が必要。

The American Express Lounge アメリカンエキスプレスラウンジ

カードランクに関係なく、アメックス保持者と同伴者2名までが無料で利用できるアメリカンエキスプレスラウンジ。
このラウンジがあるのはメキシコ、アルゼンチン、ブラジル、オーストラリア、インド、スウェーデンだけ。
オーストラリアではシドニー国際空港とメルボルン国際空港の二か所にある。
(シドニー空港のアメリカンエキスプレスラウンジを利用した時の記事はここから


メルボルン空港のアメリカンエキスプレスラウンジ


メルボルン・タラマリン空港のアメリカンエキスプレスラウンジは国際線のターミナル2にある。
7番ゲートの向かいにあるエスカレーターで降りるとラウンジ階へ行くことができる。


営業時間は6~23時。
今回ラウンジに到着したのは営業時間終了まであと30分を切った22時40分頃。
利用者はもういないと思ったのかレセプションのスタッフは不在、ラウンジ内でお喋りをしていたのでわざわざ声を掛けないといけなかった。

  • ラウンジの雰囲気

前回は利用者が多い印象だったけど、今回は時間が時間だったこともあって、広々としたラウンジ内にはほとんど利用者はいなかった。
私を入れても10人もいないくらい。
2018年3月にオープンした新しいラウンジということもあって内装はまだまだ新しい。
広さはシドニーのアメックスラウンジよりも少し大きい。


エントランスにはクリスマスツリーが飾られていた。


  • 座席

ここのラウンジは大きく2部屋に分けることができる。
まず1つ目はエントランスから入ってすぐの空間。
左手にフードコーナー、中心にカウンターテーブル、左にソファ席が設置された奥に長いデザイン。
更にその奥には半個室のボックス席が設置されている。




この空間だけだと思う人も結構な数いそうだけど、実はこれはラウンジの一部。
ボックス席に入る左手前にあるドアを開けると廊下があり、右手にあるトイレを越え奥へと進むともうひとつの部屋へ入ることができる。
ここは手前の部屋よりも広いが比較的利用者が少ない。
搭乗まで時間があるならこちらの部屋をおすすめしたい。
左手にはフード・ドリンクコーナーが右手奥にはボックス席が設置されている。




  • 食事とドリンクサービス

この時間帯、食事はほとんど残っていなかった。
アメックスラウンジの食事は総じてエアラインラウンジの食事に比べると劣るかなぁという印象。
それでもこのラウンジ内にあるフードコーナー2か所はそれぞれメニューが別なのでシドニーよりも選択肢は多い。
ドリンクカウンターではバリスタが淹れるコーヒー、紅茶、ビール、ワイン、スピリッツと一通りのものを注文できる。
その他にもソフトドリンクやペットボトルの水、フレッシュフルーツジュースはセルフサービスのカウンターに揃っていた。



この日、少ない選択肢の中から選んだのはホットドッグ。

  • その他設備

トイレは男女に分かれ清潔に保たれている。
タラマリン空港はラウンジ外のトイレがなかなかひどいからラウンジのトイレはかなり重宝する。
シドニーのようにロクシタンのハンドソープはないけれど広々とした清潔なトイレが使えるのは本当ありがたい。

メルボルン空港で利用できるその他ラウンジ

  • プライオリティパスで利用できるラウンジ

現在、プライオリティパスで利用できるラウンジはタラマリン空港で3か所。
  • The House(ターミナル2・国際線)
  • Plaza Premium(ターミナル2・国内線)
  • REX Lounge(ターミナル4・国内線)
メルボルンではいつもアメックスラウンジを使うのでプラザプレミアムを含め上の3ラウンジはまだ利用したことがない。
シドニーと同様、メルボルンにも「ファーストクラスやビジネスクラスの搭乗券なしで利用できるプレミアムラウンジ」をコンセプトに掲げた「ザ・ハウス」がある。
利用には事前予約が必要で、利用料は80豪ドル(約6千円)。
出発の3時間前から利用することができる。
追加料金を払うことで延長も可能、もしくは90豪ドルで1日滞在することもできる。
そんなプレミアムラウンジがプライオリティパス保持者は一人当たり20豪ドルを支払うことで利用できる。
今のところ無料で利用できるラウンジがあるので使う予定はないけれど、ハネムーンなんかの特別な時に利用してみたい。

  • オーストラリアでもプライオリティパス提携レストランが利用不可に

アメックス付帯のプライオリティパスの規定変更で、2019年8月1日よりオーストラリアでもプライオリティパスで利用可能対象だったレストラン・カフェ・バーが利用不可になった。
改悪前は、メルボルンでも提携先の飲食店で一軒当たり36豪ドル分の飲食が可能だったけれど、今はもうそれも利用できなくなってしまった。




メルボルン・タラマリン空港TRSカウンター

今回かなりストレスだったTRS(旅行者払戻制度)手続き。
「平日だから混まないだろう」なんて思っていたら大間違い。
平日だろうと週末だろうとTRSカウンターは長蛇の列なので気を付けたい。

  • TRSアプリでQRコードの作成

まずオーストラリアで消費税還付を受ける際にしなくてはいけないのが、TRSアプリを使って還付対象アイテムの登録およびQRコードの作成。
これはレシート内容を確認しながら前もってできることなので面倒くさがらずやること。
※混雑時にQRコード作成をしていないとTRSカウンターの職員に大声でめちゃくちゃキレられる。(目の前でキレられている人を見た・・・)

  • 制限区域外TRSオフィスでアイテムの確認を受ける

香水やワイン、その他液体などで機内への持ち込みができないアイテムは全て、預け荷物をチェックインする前に、制限区域外にあるTRSオフィスで確認を受けないといけない。
これをせずにアイテムを預け荷物へ入れ、レシートだけを制限区域内のTRSカウンターで手続きをしても却下されるので注意したい。
このカウンターは各エアラインチェックインカウンターがある1階下のフロアにある。

この日並び始めたのは平日21時半頃。
列は長いわけではないが、対応する職員は一人、それに一人当たりの購入数が多いとテンポよくは進まないのでギリギリでは間に合わない可能性もある。
カウンターでは対象のレシートを渡し、確認済みのスタンプを各レシートに押してもらうだけでいい。
化粧品は液体でないものも含め全てここで確認してもらえるので機内へ持ち込む手間は省けるが、衣類はここで確認してもらうことはできないので手荷物として持ち込む必要がある。

  • 制限区域内TRSオフィスがカオス
消費税還付を受けるためには、保安検査と出国審査を終えた後、免税店エリア前右手にあるTRSオフィスカウンターで手続きを受けないといけない。
アプリでの登録や制限区域外TRSオフィスでの確認、もしくはその両方を受けていても、この制限区域内TRSオフィスで正式に手続きをしないと還付を受けることはできない。
このカウンターではアプリ上のQRコード並びにレシート、それに事前に承認を受けたもの以外の商品現物を確認され、手続きが完了する。

保安検査が大行列で嫌な予感はしていたけど、この日のTRSオフィスはカオス。
23時頃にTRSオフィスに向かうとオフィス外まで長蛇の列。
ざっと100人以上は並んでいたと思う。(アクセントからして8割以上が大陸のチャイニーズ。)
とは言っても家族やグループで並んでいる人が大半だから実際の数はそこまで多くはないんだろうけど、対応している窓口は3つ(途中で2つに減ったけど)。
それに話が通じない人も多くてカウンターはカオスだった。
言葉が通じない人、対象品がめちゃくちゃ多いのにアプリで登録していない人、レシートが正しくないから拒否されるも引かずに揉める人、ファイナルコールを無視して並び続ける人、それにキレる職員・・・。
ファイナルコールを無視して並び続けてカウンターで職員に「MASはもう終わりって何度言ったらわかるの!!!!もう受け付けられないの!!!!あなたはいるべき場所はここじゃない!!!!搭乗ゲートに今すぐ行きなさい!!!!!」なんて怒られながらも、それでも手続きを受けようする人もいた。(受け付けてもらえないんだけどね。)
荷物を壁際に置いてお喋りをして職員が「この荷物は誰が置いたの???!!!!!ここにかばんを放置するな!!!!持ち主は????!!!!!セキュリティ呼ぶわよ!!!!」とぶちギレて作業が中断なんてロスもあって本当カオスな空間。

JAL便と重なるこの時間は香港便や中国便も多い時間帯。
この日は結局、23時に並び始めて手続きが終わったのが24時20分。
約1時間半も並んでいたことになる。
TRSカウンターでの手続きがある場合は余裕を持って向かいたい。



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