メルボルンで食べるウイグル料理

日本に帰ったときに実家の自分の部屋の掃除を兼ねて本棚を漁っていたときにここぞとばかりに懐かしいCDをパソコンに取り込んでおいた。
いつも音楽と記憶はセットだ。
たまたま流れてきた懐かしい曲が、普段は思い出すことのないような小さな記憶をふいに鮮明に思い起こしてくれてハッとする。
小さいCDやMD、カセットなんかもパソコンに取り込めたら最高なんだけど。

2014年秋。
当時私は中国四川省成都を旅していた。
よく聞いていた曲はGLAYの誘惑。

「ラグメンっていう料理がめちゃくちゃうまい」
一緒にベトナムから中国へ入った旅の友人から教えてもらったのがきっかけだ。
宿に着くなり、近所にあるラグメンがある食堂へ向かった。
世間一般に言う中華料理には似つかない見た目、あんかけパスタにも見えるこの料理。
酢豚が麺に乗ってるだけ・・・?とさえ思ってしまったのに、一口食べるとはまってしまった。


これは中国で食べたラグメンではない。

当時はウイグルについても無知で、ただ「いつも食べている中華料理(四川料理)と少し違った中華料理」くらいの認識だった。

ウイグル料理はウイグル人の民族料理だ。
ウイグル人はイスラム教徒なのでウイグル料理はもちろんハラル。
その地域性や文化性もあって、スパイスのきいた中央アジア料理と共通するところもあるけど、一方で具や味付け、調理法は中国の影響を受けている。
ね、おいしそうじゃない?

そんなウイグル料理を実はここメルボルンでも食べることができる。

Dolan Uyghur Food Heaven

 

店はこじんまりとしてテーブルもそんなに多くないけど絶えず人が入ってくる。
予約をしたほうが良さそう。
店内にはいくつかウイグルの絵が飾られている。



料理は一つ一つのボリュームがかなり大きいから大人数でいろいろオーダーしてシェアするのが良いと思う。(今回6人で6品シェアしてそれでも食べきれなかった。)

 

ウイグル料理はラム肉好きにはたまらない。
もちろんチキンもあるけど、やっぱり香辛料の効いたウイグル料理にはラムが合う。

 

特にこのラム肉のパイがお気に入り。
黒胡椒が良く効いている。



羊肉(もしくは牛)のひき肉と細かく切った野菜が料理されたものを薄い蒸した生地で巻いて食べるこの料理もすごく美味しかったし、ラグメンもそうそうこの味。



世界各地の料理が食べられるのがメルボルンのいいところだ。
メルボルンで暮らすこともだけど、まさかメルボルンでラグメンを食べることになるなんて思ってもみなかった。
メルボルンで食べるラグメンは中国を旅していた時のことを少し思い出せてくれた。

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