メルボルンからGong Xi Fa Cai!

2021年2月12日。
今日はチャイニーズニューイヤー(CNY)だ。
メルボルンはアジア人が多いとは言え、街中に逆さに吊るされた「福」の字や赤色の装飾が溢れるわけでもなく、今日も祝日でもない普通の金曜日。
マレーシア人のCNYに対する情熱とか、何もかもがCNYに合わせて動く感じとか、もういろいろ懐かしい。
そして毎年この時期になると、イタリア・ローマのゲストハウスで出会った中国出身の友人が、当時マレーシアに住んでいた私を旧正月中に訪ねてきてくれたことを思い出す。
CNYで一番大切な「Balik Kampung」*も、縁起が良いとされる赤やピンクの新しい服に身を包むことも、近頃中国ではあまり重要じゃないことを聞いて結構衝撃だったんだよね。
どちらかというと長期休暇に合わせて海外旅行なのが多数派なんだって。

*「Balik Kampung」は英語に訳すとReturn to Village。
田舎に帰る、つまり帰省することを意味する。
マレーシアではCNYだけでなくハリラヤやディパバリのような長期休暇になると、みんな田舎に帰ってしまうから、いつものあの大渋滞は何だったの?!ってなるくらい都市部が空っぽになるんだけど、それもまた一つの風物詩だったりする。

今年はどんな感じなのかわからないけど、マレーシア在住の友人曰く、ロックダウン中だけど昨日は訪問可だったとか。
それにしても、この1年で本当にいろいろ変わってしまったよね。


オーストラリアで過ごす3度目のCNYは、CNY大晦日だった昨晩、総勢20人でイーサンでお祝いをした。
イーサンは旧正月に欠かせない料理で、日本のお節のように、それぞれの食材に縁起が込められている。
英語では「Prosperity Toss Salad」と訳されるように、「ローヘイローヘイ」と掛け声をかけたり、各自願い事を叫びながら、箸で高く高く持ち上げながら、ぐちゃぐちゃに混ぜるほど良いとされている。
お皿から飛び散っても気にしない。
あんなに大声で叫んでいたみんなが食べ出すと静かなのがシュールなのも好き。
それにイーサンって意外に美味しいんだよね。

どこで誰とやってもこうなる。

実は、メルボルンは明日から5日間のロックダウンに入る。
ロックダウンはこれで3度目。
なんとか今年も恒例行事ができてよかったけれど、また先が見えない日が始まるのかな。
「これから毎年イーサンをする度にNO COVID!って言うわ」って誰かが笑ってたけど、本当そう。
来年の今頃は、COVIDフリーで世界中を行き来できる世界だといいな。


メルボルンで一番と噂のホッケンミー。

コメント

このブログの人気の投稿

オーストラリアのスーパーで購入する箱アイス マイベスト6

実際に購入した、私が欲しいオーストラリア土産

コストコオーストラリアのカロリー高めのお気に入りアイテムと失敗アイテム