ちょっとした贈り物にも メルボルン発のホットチョコレート専門店

とある平日の午後、ドアベルが鳴った。
今日は配達も家の修理もなかったよなぁと思いながらドアを開けると、右隣に住むチャイニーズ系オーストラリア人の彼女がニコニコして立っていた。
「ちょっと早いけどメリークリスマス!」とチョコレートとショートブレッドをクリスマス仕様の紙袋に入れて持ってきてくれたのだ。

しばらくの立ち話の後、貰いっぱなしは気が引ける性分の私の頭の中はお返しのことでいっぱい。
「ささやかな」という言葉が似合う、受け取る相手が気後れしない、だけど貰って喜ばれるようなセンスある贈り物ができる人になりたいなぁと、何かを贈る度に思う。

MÖRK Chocolate / モークチョコレート


そんな私が向かったのは、North Melbourne(ノースメルボルン)にある「MÖRK Chocolate」というホットチョコレート専門店。
ショコラティエとバリスタのオーナーが2012年に創業。
以来、オーガニックとフェアトレードの認定を受けた、Ethical(エシカル)なホットチョコレートを提供している。

MÖRKとは、スウェーデン語でDark
甘くない、カカオそのものの風味を楽しめるのがモークチョコレートだ。


ノースメルボルンのMÖRK Chocolate Brew Houseには、カフェとカカオ焙煎施設を併設。
クイーンビクトリアマーケットからも徒歩で15分ほどの距離なので、旅行者でも訪れやすい場所にある。

天気の良い日は店外のテーブルでゆっくりするのもいいし、店内も席数こそ多くないものの混雑して座れないということはなさそう。
もちろん、ドリンクをテイクアウトして街歩きのお供にするのも良い。

(この日私は贈り物探しだったのでカフェメニューを見損ねてしまった。)

ケーキやペイストリーはオーストラリアにしては小ぶり。4.5ドル~。

  • 商品ラインナップ


・JUNIOR DARK 50%($15~)

ダークチョコレートのドリンクを初めて飲むならとおすすめされるのがカカオ50%のジュニアダーク。未精製のココナッツシュガーの甘さのようなトフィーの香りが楽しめる。

・ORIGINAL DARK 70%($15~)

カカオパウダーとカカオリキュール100%、未精製ココナッツシュガーで作られたオリジナルダーク。フルーティーでアーモンドや熟したベリーにトフィーが香る丸みのある味わい。一番人気だそう。

・DARK MILK & SALT 65%($15~)

コクのあるカカオパウダーにダークミルクチョコレート、ココナッツシュガー、そして少量の塩をミックス。モルト(麦芽)、塩、はちみつが香るダークキャラメルのようなクリーミーさを楽しめる。

・EVEN DARKER 85%($15~)

レーズンとスパイス、アーモンドが香る、85%のピュアチョコレート最小限に抑えた甘さが特徴。

・HOLIDAY EDITION 50%($17~)

クリスマス限定フレーバーは、オーガニックシナモン、カルダモン、ジンジャー、クローブ、ナツメグとスパイスの香りを楽しめる。期間・数量限定。

店頭ではホットチョコレートの他にチョコレートスプレッドなんかも手に入る。


実は、公式サイトには日本語ページもあるくらいなので私が知らないだけで、日本でも有名な場所なのかもしれない。
日本語ページからも商品は購入可能だけど、オーストラリアに比べると品数は少ないしやっぱり少し割高なので、現地でぜひその味を試してお気に入りを買ってみてほしいと思う。

  • 購入したもの

実際に私が購入した商品は3つ。

・ORIGINAL DARK  & HOLIDAY EDITION

お返し用と自宅用にオリジナルダークとホリデーエディションを1つずつ。
メルボルンは夏真っ只中なので、アイスチョコレートとして飲んでみた。
200mlの牛乳に対してテーブルスプーン(大匙)山盛り2杯。
フォームミルクだと更においしくできると教えてもらったので、エスプレッソマシーンでミルクを泡立てて、ホットチョコレートを作って冷蔵庫で冷やして飲んでいる。
待てなければ、氷を浮かべるだけでもOK。

気になるお味は、ハイカカオのおかげか、甘さはほとんどなくて後味もすっきり。
チョコレートドリンクを飲んだ後の胃もたれ感も全然感じなくて、これまで飲んでいた、あの甘ったるいドリンクは何だったのかと思うくらい。
これまで好んで飲むことがなかったチョコレートドリンクだけど、これなら何度でも飲みたいと思える、洗練された大人のドリンクという印象を受けた。

・STICKY CINNAMON LOAF(8ドル)

シナモン好きなら一度は試してほしい、このシナモンローフ。
口いっぱいに広がるシナモンの香りに、名前の通りスティッキーな表面と砂糖のジャリジャリした食感が最高。
朝食、ティータイム、どちらでも。
コーヒー、紅茶のお供におすすめしたいペイストリー。


オーストラリア・メルボルン生まれでこんな素敵なお店があったなんて。
在豪丸2年、まだまだ知らないことだらけだ。
ギフトやプレゼントはもちろんのこと、日本へのお土産や自分へのご褒美にもおすすめしたい素敵なお店。



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