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4月に冬支度を始める南半球より。

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マレーシアを去るタイミングで仕事を辞めたのをきっかけに、こちらに来てから会社勤めから離れている。 元々大学生の頃からキャリアに興味がなくて職歴に空白があることに焦りがないというのもあるけれど、これまで私が関わってきた業界・職種がなかなか見つからなくて心折れたということも理由のひとつ。(海外就労についてもまたどこかで記事にしたいとは思っているんだけどなにせ時間がなくて、と言い訳・・・) そんな中やっと重い腰をあげて何かやりたいと思えるようになって、去年から少しずつ温めてきたものを先月ついに形にすることができた。 新たなスタート地点に立てたという感じ。 祝ニート卒業。おめでとう私! それからは、NETFLIXのアニメを見尽くしてしまって見るものがない生活をしていたあの頃とは大違い。毎日が全速力で過ぎていく。 1週間に一度でいいから48時間の日があればいいのにとさえ思う。 気付けばもうラマダンも折り返しであっという間にハリラヤだ。 そうそう、ラマダンの前にこっちではイースターのお祝いがあったっけ。 特に何もしていないけど、とりあえずお気に入りのベーカリー「 Candied Bakery 」でホットクロスバンとホットクロスドーナツを買って食べた。 イースターのタイミングでデイライトセイビングも終わって、そこから一気に気温も下がって「秋?そんなのあった?」ってくらい一気に冷え込み、毎日寒い日が続いている。 それでなくてもここの冬は長いんだからそんなに急いで来なくていいのに。 未だに冬は好きじゃないけど、なんだかんだオーストラリアの冬も3回目。 南半球のメルボルンはアップルパイが美味しい季節だ。 スパイスたっぷりのアップルパイは1日寝かせて、翌日オーブンで再度温めた熱々をバニラアイスと一緒に食べるのが最高。

メルボルンのグルメが集まるフードハブ「GRAZELAND」

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予定より1年遅れの2021年3月19日。 ついにメルボルン・インナーウエストに「GRAZELAND」がオープンした。 GRAZELAND / グレイズランド GRAZELANDって・・・? 広大な土地に50店舗が集うGRAZELANDは、フードマーケットやフードフェスティバルのような空間。 これまでのナイトマーケットやフェスティバルと決定的に違うことは、季節や期間限定じゃなくて毎週末オープンしているということ。 決まった曜日に開催される、タイやマレーシアのナイトマーケットのイメージ。 まだまだ海外からの入国が厳しく制限されているけど、以前のように往来ができるようになったら、この場所はメルボルンの新たな名所になるだろう。 GRAZELAND基本情報 【立地】 GRAZELANDは、メルボルンCBDから西へ9キロ離れたSpotswoodにある。 (私のお気に入りベーカリー Candied Bakery からは道をまっすぐ700メートル。) 住所 : 20 Booker St, Sportswood VIC 3015 【アクセス】 ・車 : GRAZELAND周辺道路に無料駐車スペースあり。    敷地内に有料のチケット駐車スペースも。 ・電車 : 最寄り駅 Spotswood(Flinders Street駅から約25分) ・ボート : Williamstown ferry serviceを使ってSpotswood jettyへ(Southbankから約35分) 【営業時間】 ・金曜日 17~22時 ・土曜日 12~22時 ・日曜日 12~21時 【入場料】 予約等は必要なく、入口で入場料を払う仕組み。 ・大人 2.5ドル / 人 ・12歳以下 無料 【公式ホームページ】 https://www.grazeland.melbourne/ 【天気と気温】 敷地内のほとんどが屋根で覆われてはいるものの、雨が降ると100%は楽しめなさそう。 天気の良い日を選んでいくのがおすすめ。 GRAZELANDのすぐ側にYarra river / ヤラリバーが走っている。 川沿いということもあって夜は結構冷えるから、特にこれからの季節上着は必須。 実際に行ってみた 一言で感想を言うなら、「期待以上!めっちゃ楽しい!!!」 久しぶりにこういうところに出かけたというのもあるけれど、見て歩

メルボルン イタリアンデリの10ドルロール

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私が今暮らしているメルボルンは物価が高い。 他のオーストラリアの都市は行ったことがないから比べられないけれど、ローカル食堂で食べたら一食10リンギ(約270円)以下で済むマレーシアと比べたらびっくりする値段設定。 心づもりはしていたけど、この国に来たときの衝撃はすごかった。 (先日も彼と某カフェで1年ぶりくらいにブランチをしたら二人で70ドル近くして衝撃だった。未だに慣れない。) それでも、住んでみるといろいろわかってくるもので、必ずしも「外食=高い」というわけでもないらしい。 そんなメルボルンで10豪ドル(約834円)でお釣りがくる、最近お気に入りのチープイーツを紹介してみたい。 Roccos Deli メルボルンから西へ約6キロにある「Yarraville(ヤラビル)」。 最近気に入ってよく出かけるエリアの一つだ。 この町にあるイタリアンデリ「Roccos Deli」の噂を聞きつけてやってきた。 前もどこかで書いたけれど、メルボルンにはイタリア系移民が多く住んでいるので、いたるところにイタリアンデリはある。 イタリアから輸入された食料品、そしてイタリア料理に欠かせない新鮮なハムやソーセージ類と種類豊富なチーズがショーケースに並ぶ。 これらは図り売りなので、気になるものをちょっとずつ注文できるのが嬉しい。 トマト製品で埋め尽くされた棚。 パスタで埋め尽くされた棚。 この店にやって来た目的は、「Roll」と呼ばれるサンドイッチ。 ロールという言葉を聞くと、私はどうしてもロールパンのような丸いパンを想像するんだけど、全然丸くはない。 注文はカウンターで。 パンとハム(それとチーズもだったかな…?)を選ぶことができる。 パンはSoft Roll(ソフトロール)とCiabatta(チャバッタ)の二種類、ハムはプロシュート、サラミ、パストラミと種類豊富なので注文時に聞くのがおすすめ。 値段は9.5ドル。 かなり大ぶりなのでシェアしてもいいかもしれない。 スタッフは皆フレンドリーなので、気になるものは聞くと丁寧に教えてくれる。 この日は平日、雨。 それにランチから少しずらしたんだけど、それでも常にお客さんが出入りをしていて注文してから受け取るまでは少し待った。 週末ともなると注文にも並ぶこともあるそうだ。 ロールは全て紙に巻かれて渡される。 天気が良い日はそのまま公園に行

最近の私のメルボルンでの暮らし8

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昨年10月以来、約4か月ぶりのコロナウイルスロックダウン日記第8回。 この4か月の間、メルボルンでは特に爆発的な感染もなく、外食はもちろんのことマスクも必須じゃなくなって、かなり自由度が高い生活をおくることができていた。 海外への移動を除く、コロナ前の当たり前がまた当たり前になり出した頃、そうじゃなくなってしまった。 2月12日、チャイニーズニューイヤー当日。 翌日から5日間のロックダウンが行われる旨、ビクトリア州政府から発表があった。 何が最悪たかって、チャイニーズニューイヤーとバレンタインデーの週末にドンピシャに当たってしまったこと。 ホスピタリティ・飲食産業にとっては年間でも一番の書き入れ時のこのタイミングで、それも今日の明日という直前に、5キロの移動制限に加え、店内の飲食ができないようになってしまった。 推定で1億豪ドル(約82億円)の経済損失、3000万豪ドル(約24億円)の食品ロスが出たと報じられていた。 せめてもう少し早くわかっていたならと、気の毒で仕方がない。 特に今回のロックダウンは市内感染によるものではなかったから、市民はやるせない。 とは言っても決まってしまったものはしょうがないし、何度もの延長をくらった前回のロックダウンで要領は得ている。 5日の予定が延長の可能性だって無きにしも非ず、と急遽家族会議(といっても二人だけど)で外食が決定した。 念のためお目当ての店に電話をしてみると、「キャンセルが多くてもうわけがわからないんだけど、何時がいい?7時?7時半でも何時でも来てくれて大丈夫だからね~」と、難なく予約完了。 向かったのはRichmond(リッチモンド)。 金曜日のこの時間にこのエリアに来たことがないから、これがいつも通りの光景なのか、駆け込み需要なのかはわからないけど、とにかく賑わっていた。 お気に入りの「Bahari」でギリシャ料理を堪能。 途中、コーヒー豆が切れそうなことを思い出して、某カフェに駆け込むと予定よりも早く閉めるオーナーの姿があった。 明日からテイクアウェイはするけど、ロックダウンで週末用に仕入れていたシーフードが全部台無しになってしまった、と嘆いて(というより怒りに近い)いたのに、コーヒー豆を購入するとおまけしてくれて、また近いうちにブランチにでも行って微力ながらサポートできたらいいなぁと思う。 甘いもので〆ようと向か

メルボルンからGong Xi Fa Cai!

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2021年2月12日。 今日はチャイニーズニューイヤー(CNY)だ。 メルボルンはアジア人が多いとは言え、街中に 逆さに吊るされた「福」の字や赤色の装飾が溢れるわけでもなく、今日も 祝日でもない普通の金曜日。 マレーシア人のCNYに対する情熱とか、何もかもがCNYに合わせて動く感じとか、もういろいろ懐かしい。 そして毎年この時期になると、イタリア・ローマのゲストハウスで出会った中国出身の友人が、当時マレーシアに住んでいた私を旧正月中に訪ねてきてくれたことを思い出す。 CNYで一番大切な「Balik Kampung」*も、縁起が良いとされる赤やピンクの新しい服に身を包むことも、近頃中国ではあまり重要じゃないことを聞いて結構衝撃だったんだよね。 どちらかというと長期休暇に合わせて海外旅行なのが多数派なんだって。 *「Balik Kampung」は英語に訳すとReturn to Village。 田舎に帰る、つまり帰省することを意味する。 マレーシアではCNYだけでなくハリラヤやディパバリのような長期休暇になると、みんな田舎に帰ってしまうから、いつものあの大渋滞は何だったの?!ってなるくらい都市部が空っぽになるんだけど、それもまた一つの風物詩だったりする。 今年はどんな感じなのかわからないけど、マレーシア在住の友人曰く、ロックダウン中だけど昨日は訪問可だったとか。 それにしても、この1年で本当にいろいろ変わってしまったよね。 オーストラリアで過ごす3度目のCNYは、CNY大晦日だった昨晩、総勢20人でイーサンでお祝いをした。 イーサンは旧正月に欠かせない料理で、日本のお節のように、それぞれの食材に縁起が込められている。 英語では「Prosperity Toss Salad」と訳されるように、 「ローヘイローヘイ」と掛け声をかけたり、各自願い事を叫びながら、箸で高く高く持ち上げながら、ぐちゃぐちゃに混ぜるほど良いとされている。 お皿から飛び散っても気にしない。 あんなに大声で叫んでいたみんなが食べ出すと静かなのがシュールなのも好き。 それにイーサンって意外に美味しいんだよね。 どこで誰とやってもこうなる。 実は、メルボルンは明日から5日間のロックダウンに入る。 ロックダウンはこれで3度目。 なんとか今年も恒例行事ができてよかったけれど、また先が見えない日が始まるのかな。 「