メルボルン イタリアンデリの10ドルロール

私が今暮らしているメルボルンは物価が高い。
他のオーストラリアの都市は行ったことがないから比べられないけれど、ローカル食堂で食べたら一食10リンギ(約270円)以下で済むマレーシアと比べたらびっくりする値段設定。
心づもりはしていたけど、この国に来たときの衝撃はすごかった。
(先日も彼と某カフェで1年ぶりくらいにブランチをしたら二人で70ドル近くして衝撃だった。未だに慣れない。)
それでも、住んでみるといろいろわかってくるもので、必ずしも「外食=高い」というわけでもないらしい。
そんなメルボルンで10豪ドル(約834円)でお釣りがくる、最近お気に入りのチープイーツを紹介してみたい。
Roccos Deli

メルボルンから西へ約6キロにある「Yarraville(ヤラビル)」。
最近気に入ってよく出かけるエリアの一つだ。
この町にあるイタリアンデリ「Roccos Deli」の噂を聞きつけてやってきた。
前もどこかで書いたけれど、メルボルンにはイタリア系移民が多く住んでいるので、いたるところにイタリアンデリはある。
イタリアから輸入された食料品、そしてイタリア料理に欠かせない新鮮なハムやソーセージ類と種類豊富なチーズがショーケースに並ぶ。
これらは図り売りなので、気になるものをちょっとずつ注文できるのが嬉しい。


トマト製品で埋め尽くされた棚。

パスタで埋め尽くされた棚。
この店にやって来た目的は、「Roll」と呼ばれるサンドイッチ。
ロールという言葉を聞くと、私はどうしてもロールパンのような丸いパンを想像するんだけど、全然丸くはない。
注文はカウンターで。
パンとハム(それとチーズもだったかな…?)を選ぶことができる。
パンはSoft Roll(ソフトロール)とCiabatta(チャバッタ)の二種類、ハムはプロシュート、サラミ、パストラミと種類豊富なので注文時に聞くのがおすすめ。
値段は9.5ドル。
かなり大ぶりなのでシェアしてもいいかもしれない。

スタッフは皆フレンドリーなので、気になるものは聞くと丁寧に教えてくれる。
この日は平日、雨。
それにランチから少しずらしたんだけど、それでも常にお客さんが出入りをしていて注文してから受け取るまでは少し待った。
週末ともなると注文にも並ぶこともあるそうだ。
ロールは全て紙に巻かれて渡される。
天気が良い日はそのまま公園に行ってピクニックをしてもいいし、車の中で頬張るのもあり。
受け取ったときのずっしり感と紙を開けたときのその大きさは嬉しいサプライズ。

この日私たちは、Soft Roll(ソフトロール)とCiabatta(チャバッタ)にプロシュートとホットサラミをオーダーした。
中には、薄くスライスされたハムとチーズがずっしり挟まっている。
ハムやチーズが美味しいのはもちろんのこと、パプリカ、なす、オリーブ、サンドライトマト、バジルペーストと具だくさんで、一口一口が飽きずに美味しい。
パン自体は主張をしない代わりに、ハムの塩加減に野菜の甘さ、そこにバジルの香りが加わって、とにかくバランスが良い。
歩いて行けるようなところにこんなお店があれば週イチで通うのになぁ。
個人的にチャバッタよりもソフトロール、プロシュートよりもホットサラミがおすすめ。

ホットサラミ

プロシュート
この他にもRoccos Deliではミートボールサンドやパニーニ、ドーナツやカンノーリも楽しめる。
営業は日曜日を除く週6日。
午前8時にオープンなので、コーヒーと一緒に朝食にもおすすめ。
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