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最近の私のメルボルンでの暮らし8

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昨年10月以来、約4か月ぶりのコロナウイルスロックダウン日記第8回。 この4か月の間、メルボルンでは特に爆発的な感染もなく、外食はもちろんのことマスクも必須じゃなくなって、かなり自由度が高い生活をおくることができていた。 海外への移動を除く、コロナ前の当たり前がまた当たり前になり出した頃、そうじゃなくなってしまった。 2月12日、チャイニーズニューイヤー当日。 翌日から5日間のロックダウンが行われる旨、ビクトリア州政府から発表があった。 何が最悪たかって、チャイニーズニューイヤーとバレンタインデーの週末にドンピシャに当たってしまったこと。 ホスピタリティ・飲食産業にとっては年間でも一番の書き入れ時のこのタイミングで、それも今日の明日という直前に、5キロの移動制限に加え、店内の飲食ができないようになってしまった。 推定で1億豪ドル(約82億円)の経済損失、3000万豪ドル(約24億円)の食品ロスが出たと報じられていた。 せめてもう少し早くわかっていたならと、気の毒で仕方がない。 特に今回のロックダウンは市内感染によるものではなかったから、市民はやるせない。 とは言っても決まってしまったものはしょうがないし、何度もの延長をくらった前回のロックダウンで要領は得ている。 5日の予定が延長の可能性だって無きにしも非ず、と急遽家族会議(といっても二人だけど)で外食が決定した。 念のためお目当ての店に電話をしてみると、「キャンセルが多くてもうわけがわからないんだけど、何時がいい?7時?7時半でも何時でも来てくれて大丈夫だからね~」と、難なく予約完了。 向かったのはRichmond(リッチモンド)。 金曜日のこの時間にこのエリアに来たことがないから、これがいつも通りの光景なのか、駆け込み需要なのかはわからないけど、とにかく賑わっていた。 お気に入りの「Bahari」でギリシャ料理を堪能。 途中、コーヒー豆が切れそうなことを思い出して、某カフェに駆け込むと予定よりも早く閉めるオーナーの姿があった。 明日からテイクアウェイはするけど、ロックダウンで週末用に仕入れていたシーフードが全部台無しになってしまった、と嘆いて(というより怒りに近い)いたのに、コーヒー豆を購入するとおまけしてくれて、また近いうちにブランチにでも行って微力ながらサポートできたらいいなぁと思う。 甘いもので〆ようと向か

メルボルンからGong Xi Fa Cai!

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2021年2月12日。 今日はチャイニーズニューイヤー(CNY)だ。 メルボルンはアジア人が多いとは言え、街中に 逆さに吊るされた「福」の字や赤色の装飾が溢れるわけでもなく、今日も 祝日でもない普通の金曜日。 マレーシア人のCNYに対する情熱とか、何もかもがCNYに合わせて動く感じとか、もういろいろ懐かしい。 そして毎年この時期になると、イタリア・ローマのゲストハウスで出会った中国出身の友人が、当時マレーシアに住んでいた私を旧正月中に訪ねてきてくれたことを思い出す。 CNYで一番大切な「Balik Kampung」*も、縁起が良いとされる赤やピンクの新しい服に身を包むことも、近頃中国ではあまり重要じゃないことを聞いて結構衝撃だったんだよね。 どちらかというと長期休暇に合わせて海外旅行なのが多数派なんだって。 *「Balik Kampung」は英語に訳すとReturn to Village。 田舎に帰る、つまり帰省することを意味する。 マレーシアではCNYだけでなくハリラヤやディパバリのような長期休暇になると、みんな田舎に帰ってしまうから、いつものあの大渋滞は何だったの?!ってなるくらい都市部が空っぽになるんだけど、それもまた一つの風物詩だったりする。 今年はどんな感じなのかわからないけど、マレーシア在住の友人曰く、ロックダウン中だけど昨日は訪問可だったとか。 それにしても、この1年で本当にいろいろ変わってしまったよね。 オーストラリアで過ごす3度目のCNYは、CNY大晦日だった昨晩、総勢20人でイーサンでお祝いをした。 イーサンは旧正月に欠かせない料理で、日本のお節のように、それぞれの食材に縁起が込められている。 英語では「Prosperity Toss Salad」と訳されるように、 「ローヘイローヘイ」と掛け声をかけたり、各自願い事を叫びながら、箸で高く高く持ち上げながら、ぐちゃぐちゃに混ぜるほど良いとされている。 お皿から飛び散っても気にしない。 あんなに大声で叫んでいたみんなが食べ出すと静かなのがシュールなのも好き。 それにイーサンって意外に美味しいんだよね。 どこで誰とやってもこうなる。 実は、メルボルンは明日から5日間のロックダウンに入る。 ロックダウンはこれで3度目。 なんとか今年も恒例行事ができてよかったけれど、また先が見えない日が始まるのかな。 「

コスメショップMECCAのBEAUTY LOOP BOX 2021

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オーストラリアに来てから愛用しているコスメショップ「MECCA(メッカ)」。 今年はメンバーシップ制度のランクが一つ上がってレベル2。 MECCA/メッカ MECCAは、日本でも人気のローラメルシエやNARSなどを販売するコスメ・フレグランス専門店。 オーストラリア版SEPHORA(セフォラ)ってとこかな。 取り扱いブランドは100以上、MECCAオリジナルブランドや 日本未発売ブランドも扱っているからお土産にもちょうど良い。 セフォラとメッカは、 一部ブランドを除いて 取り扱いブランドが違うので、この二つを抑えておけばかなりのブランド数が網羅できる。 メルボルン・CBD内には ・Melbourne Central ・Emporium ・Myer ・Hero Building の4店舗が展開中。 MECCA Beauty Loop(メンバーシップ制度) メッカには「MECCA Beauty Loop」と呼ばれるメンバーシップ制度がある。 無料登録するだけでBeauty Loopメンバーになれるので、MECCAで頻繁に購入する予定があるなら登録しておいて損はない。 「MECCA Beauty Loop」は購入金額によってレベル分けがされている。 ・300ドル以上購入→レベル1 ・600ドル以上購入→レベル2 ・1200ドル以上購入→レベル3 ただし、会員登録した時点ではただの「Member」。 年間300ドル以上を購入した時点で初めてレベル1に行ける仕組みになっている。(購入金額のレビューは毎月16日) レベルが上がるに連れて特典内容も豪華に。 レベル1以上がもらえる年4回のサンプルボックスも各レベルで内容が異なっている。 レベル3までいくと、無料のメイクアップサービスの優待サービスを受けられるということもあって、ついMECCAメインになってしまう。 その他にも誕生日オファーがあったり、セフォラよりもお楽しみ感が強いのがMECCAの特徴。 残念ながら、セフォラのビューティーパス(メンバー)セール(15%オフ~)のようなイベントはなくてお得感はいまいちだけど、そこは私たちユーザーもかしこく使い分けたいところ。   私は、2019年12月15日にレベル1、2020年11月15日にレベル1からレベル2にランクが上がったので、 1年後の2021年11月15日まではレベル2とし

シチリア生まれのデザートで週末ティータイム

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メルボルンは夏本番。 最近では40度まで気温が上がった日もあったけど、暑さは続かずここ数日はちょっぴり肌寒いくらい。(そしてこの瞬間は滝のような大雨で真っ暗。) きつい日差しも熱気も、不快というより「待ってました!」って感じだし、やっぱり私は夏が好き。 とは言ってもやっぱりないものねだりで、日本の大雪のニュースやインスタのストーリーなんかで友達たちが上げているおでんや冬服の写真を見ると、冬もいいかもなんて思ったり。 いやいや、そんなことないか。やっぱり夏がいい。 なんて言いながら、先日クーラーをがんがんかけておでんを食べた。 夏おでんもいいね。 牛すじの代わりに豚バラ代用。「豚バラも超あり!」な美味しさだった。 そう言いつつもなんだかんだ味覚も夏モードで、最近は冷たいデザートばかりに目がいく。 無性にクリームっぽいものが食べたくて、今週のデザートハンティングはメルボルンお馴染みのあのシチリアン・デザートに決定。 メルボルンにはイタリア系移民が多く住んでいることもあって、イタリアの食文化に触れ合う機会が多い。 イタリアンレストランはもちろんのことデリやベーカリー、ドルチェも充実していて、 まぁ大抵なんでも見つかるこの街で、 ジェラートやティラミスと同じくらい市民権を得ているのが イタリア・シチリア発祥の 「Cannoli(カンノーリ)」だ 。 カンノーリ は油で揚げた筒状の生地にリコッタチーズのクリームをたっぷり詰めたお菓子。 専門店がいくつもあるくらい、ここではお馴染みのデザートだ。 私が初めてカンノーリを食べたのはイタリア・ローマ。 滞在していたAirbnbのオーナーが連れて行ってくれた。 Cannnoli Bar 向かったのは、Avondale Heightsにあるカンノーリ専門店「Cannoli Bar」。 ショップロットの一角でもなんでもない、住宅地の中にぽつんと1軒この店があるだけの静かなエリアだ。 訪れたのは日曜の13時過ぎ。 店内にはイートインのグループが2組のみで、目当てのカンノーリも種類は豊富だった。 カンノーリは5ドル~。 クラシック、ヌテラ、ピスタチオの3種類以外はショーケースにある中から選ぶようになっている。 ティムタムやオレオ、キンダーブエノなんかもあって、いつもとちょっと違う味が食べたいときにもいいかもしれない。 カンノーリ以外にもド

メルボルンで過ごした、我が家の長い長いクリスマス休暇

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我が家の長い長いクリスマス休暇が始まった、とでも書き始めるつもりだったのに、気付けば三が日も過ぎて2021年も7日目。 毎年のことながら、クリスマス前から正月のスピードには驚く。 世界中の時計が一斉に進められているんじゃないかと思うくらい、一瞬で過ぎ去っていった。 クリスマス前(私に限っては12月入る前か遅くとも12月頭)にはオーストラリアを脱出して、南国へ旅行、もしくは極寒の日本へ一時帰国するのがお決まりだった私たちも、今年はおとなしくメルボルンの自宅で過ごすことになった。 これが、私にとって初めてのオーストラリアでの年越し。 クリスマスホリデーの時期に贈られるハンパーが我が家にもやってきた。 休暇前には、Netflixのマイリストに溜まった映画三昧だと意気込んでいたのに、結局のところ「The Crown(クラウン)」をシーズン4まで観終わっただけで(イギリスのロイヤルファミリーの話。すごくよかった!)、今のところほぼ毎日ワンピース三昧。 あとは、たまにお隣さんの家でディナーをご馳走になったり、そこの子どもたちとひたすらウノをしたり。 特にどこか遠くへ出かけることもしなかったし、普段の生活の延長線みたいな休暇だった。 お隣さん家でのディナー。 年末年始は人生初の年越しそばとお節もどきに挑戦。 お蕎麦屋さんの年越しそばセット(手打ちそばを自宅で茹でるタイプ)と自宅で天ぷらをしこたま揚げまくって、天ざるにしていただいた。 期待以上の美味しさだったから、お隣さん一家に日本食をふるまうときは天麩羅と蕎麦にしようと思う。 お節は大晦日前日にマーケットで手に入れたものと、これもまたギリギリに手に入れた日本食材と前回の一時帰国で持ち帰ったものを駆使して、バタバタと準備を始めたのが大晦日の午後。 お節らしいお節を作ったわけでも、手を込んだものを作ったわけでもないのに、少量でもなかなかの面倒くささだった。 「もともと正月に休むためのお節料理ちゃうんかい~!逆に普段よりしんど~!」なんて文句を言いながら当初の予定よりも品数を減らしたものの、なんとかそれっぽいのが完成。 お節もどきはお昼ごはんに。 朝ごはんにはお雑煮と一時帰国で持ってきた日本酒で乾杯。 白味噌がないから妥協して出汁で作ってみたけど、やっぱり白味噌だよなぁと思いながら2つも餅を食べた。 20代前半は厳かな日本の正