香港10時間トランジット滞在記
前回の一時帰国で立ち寄った香港。
世界一と評判の香港のラウンジで時間を潰そうかとも思っていたけどせっかくだからトランジット10時間の便を選んで日帰り香港旅行をすることにした。
空港アクセス
トランジットでの香港観光には、時間も読みやすく本数も多いエアポートエクスプレスが便利だ。
改札は空港直結、切符は改札手前、空港ターミナル1内のカウンターで購入できる。
券売機もあるけれどカウンターでの購入がおすすめ。
私たちも最初は券売機の列に並んでいたけど、目の前に並んでいる人がことごとく買えずに諦める中、私たちも購入できず断念。
よくある使い物にならない券売機。
隣の券売機では、お金を入れた出張者と思われる日本人のおじさん二人組は機械にお金を飲み込まれるという海外あるあるな洗礼を受けていた。
カウンターは英語対応もしてくれるし無理して券売機は使う必要はなさそう。
今回は香港駅を拠点にすることにしたので香港駅までの切符を買う。
通常、空港⇔香港駅間は片道で115HKD。
当日レートは1HKD=JPY14.4だったので、約1650円だ。
実はこのエアポートエクスプレス、当日限定で片道料金で空港⇔市内の往復ができる。
通常、別日での往復なら230HKDかかるところが当日中の往復であれば115HKDってこと。
これはかなりお得!
空港⇔香港駅は約10分間隔で運行、片道は約24分。
エアポートエクスプレスを使えば、時間が限られているトランジット旅行者も気軽に空港から街に出ていきやすい。
トランジット10時間でできたこと
香港駅に着いて向かった先は有名飲茶「Lin Heung Tea House」
思った通り午後2時には「ディムサムメイヨー」だった。
だよねぇ。
気を持ち直して近くにあるワンタンミー屋へ行くことにした。
【池記(チケイ)】
外国人観光客に人気の有名雲吞麺屋。
実は、前回の香港旅行で行った雲吞麺の店だと思って行ったのに、着いたら違ってたっていうパターンだったんだけど・・・。
この店には「雲吞麺(安い方)」と「手剥海蝦雲吞麺(高い方)」の二種類の雲吞麺がある。
「手剥海蝦雲吞麺」の方がえびが美味しいとのことだったので私はそれを、彼は別のもの(マレーシアでいうBraised beef noodle)を食べることにした。
どちらもドリンクが付いてくると言われたからオーダーしたミルクティは衝撃の濃さで全く飲めなかった。
私の舌がマレーシアの激甘ドリンクに慣れてしまったのか、もしくは元々濃すぎるものなのか。
手剥海蝦雲吞麺
エネルギー補給をしたところでド定番土産がある「珍妮曲奇聡明小熊(ジェニーベーカリー)」へいく。
前回の香港旅行で試しに買ってみたら美味しくって今回も購入。
パッケージがクリスマス仕様なのもかわいい。
見覚えのある景色の中を歩く。
前回香港を訪れたのは2年前の2016年。
さすがに成熟した香港の街はすごい速さで街が変貌をとげているわけではなかった。
日も落ち少し暗くなって来た頃見つけた有名エッグタルト屋「泰昌餅家」。
絶えず人が並んで賑わっている。
それでもおばちゃんがテンポよくさばいているので回転はめちゃくちゃ早い。
ここのエッグタルト、本当美味しかった!
マレーシア人の彼も感激して、オーストラリアに帰ってきてからもしばらくこのエッグタルトのことを引きずってたくらい。
香港トランジットがある度にこのエッグタルトは食べたい。
それくらい美味しかった。
この後は、徒歩で5分程のところにあるPMQ(元創方)へ向かった。
パッと見アパートのような建物は孫文も在籍した中央書院の跡地を経て警察宿舎として使われていた建物を改装しているからだそうだ。
一室一室が各デザイナーやクリエイターたちのアトリエやテナントになっていて、ちょっと個性的なお土産を買うのにおすすめな場所。
私もここで自分用にポストカードを購入した。
二棟の建物にはショップだけではなくてカフェもあるし中庭ではイベントも行われていた。
PMQからは香港駅へ向かう。
その途中に寄った「茶湯會」はTP TEAと呼ばれるタピオカミルクティの店だ。
ここのバブルティが美味しかったのを覚えていたから2年前に引き続きリピート。
マレーシアではお決まりのたっぷりのお砂糖も入ってないからレスシュガーでオーダーし忘れても全然甘ったるくないし、紅茶の香りが強いのもお茶好きな私にはポイント高くて、今のところマイナンバー1のタピオカミルクティ。
タピオカミルクティを飲みながら香港駅へ歩く。
香港10時間トランジットの最後はべたに香港駅にある「添好運(ティムホーワン)」でしめる。
KLミッドバレーにあったティムホーワンは人気がなくて数年前に撤退してしまったから2年前香港で初めて食べた以来二度目だ。
香港駅構内という好立地は時間の限られた旅行客には便利だ。
夕飯前の時間帯で店の前には20人程並んでいたけど15分程で入店できた。
今回はそんなにお腹も空いていなかったから4品だけ。
ティムホーワンと言えばおなじみの見た目がメロンパンにしか見えない叉焼包。
それから彼おすすめで初めて食べたマーライコウが美味しかった。
ふわっふわの蒸しパン。
あとはマレーシアでもメルボルンでもどこでもディムサムといえば絶対オーダーしてしまう二つ。
お腹がいっぱいになった後は空港へ向かった。
日曜日の香港
駅に降り立つと通路という通路の至るところにたむろする人が目に飛び込んでくる。
段ボールで囲いを作っておしゃべりを楽しんでいる。
最初は大量のホームレスなのかと思ったけれどどうも違う。
そしてそのほとんどが東南アジア顔の女性だ。
あとで調べてわかったが彼女たちはフィリピン人メイドだった。
唯一の休日である日曜日に友人や家族と時間を過ごしていたのだ。
彼女たちは住み込みで働いているからこうやって外に集まっている。
たまたま日曜日に来たから見れた香港の一面だ。
徒歩での移動ばかりだったからか一日で靴擦れしてしまった。
二度とトリーバーチで香港の街は歩かない。
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