2018年何でもない日
気付けば新年を迎え10日が過ぎた。
日本ももう正月ムードから通常運転に切り替わった頃だろうか。
海外にいると日本の正月らしい正月を味わうこともなく、1月1日はただの一祝日として過ぎていってしまうし、それに慣れてしまっている自分もいるけど、それでもやっぱり日本の正月は美しいと思う。
あけましておめでとうございます。
今年はもう少しブログを更新したい。(数年分の旅行記録が溜まりに溜まっている)
オーストラリアにやってきてもう1か月だ。
年々、月日の流れが加速しているように感じる。
2018年があっという間だったようにきっと2019年も一瞬なんだろう。
子どもの時に言われたあのフレーズに激しく共感する年齢になった。
「年とったら1年なんてあっちゅーまやで。」
あっちゅーまに過ぎ去って更新しそびれた、2018年の何でもない日のことを2019年最初の記事として残しておこう。
数週間前の2018年12月のとある月曜日。お昼時。
仕事中の彼からWhats appのメッセージが届く。
「Wed night you free?」
同じ家に住んでいる無職の彼女に聞くことか?と思いつつ、彼の友達たちとのディナーに誘われるんだったらちょっと面倒くさいなんて思いながら、「毎日暇なの知ってるやん」と返信。
「本当のデートっぽいでしょ?今でもまだ誘いたくって。デートしない?」
ズキューーーーーン!!!!!
彼は私なんかよりはるかにはるかにロマンチックだ。
一緒の家に住んでても付き合いが長くなっても日々愛していることを伝えてくれる。
なのに私の雑さったら。
ときめいたはずなのに返事は一言。
「Can」
そんな私を好きだと言ってくれる彼が私は好きだ。
当日。
張り切って昼から準備をする。
化粧も髪もうまくできた。
なのに、ネイルがうまくいかない。
お気に入りの赤のネイルポリッシュがどうしてもうまく塗れない。
塗り直しをしても満足できず全て落とすことにした。
イライラする。
あと少しで帰ってくるのに。
気分を変えてTHREEの緑に一時帰国で買ったゴールドのラメが散りばめられたクリスマスツリーのような深緑色のアナスイを重ねてみた。
アクセントにいくつかはKIKOのゴールドの上にアナスイ一番人気と紹介されたゴールドラメを塗り重ねる。
クリスマスっぽい。いい感じ。
ネイルがうまくいけば爪を眺める度に嬉しくなるしうまく濡れないときのイライラといったら・・・。
私はそんな女だ。
定時少し前、「ボスが帰ったからもう帰れるかも。」と連絡がくる。
その30分後に再度連絡が入る。
「渋滞でまだ時間かかりそう。」
この時間に渋滞?そもそも会社から帰ってくるだけでなんでそんなに時間かかるの?
雨降り金曜日18時のブキビンタンを運転してるんじゃないんだからね?
イライラし始めるとあれもこれも気に障る。
見たい映画も当日になっていい時間がないことに気づくし、帰ってくる時間だって結局早くないし、ディナーの予約だって・・・してないよな。
冷静になると、よくもまぁこんなに小さいことで腹が立つなと我ながら感心する。
彼から連絡のあった到着時間少し前、ドアをノックする音がする。
10000%彼だ。
鍵持ってるんだから自分で開けてよと思う私はつくづく優しくない。
3度ノックするものの私が開ける気配がないことに気づいて結局自分で開けて入ってきた彼は大きな花束を抱えていた。
私を驚かせたくてドアを叩いていたんだ。
帰ってくるのに時間がかかったのも花束のために寄り道していたから。
「はるながメルボルンに来る時は毎回花束をあげてるでしょ。メルボルンに来てくれてありがとう。」
私は小さなことにすぐイラつくし可愛げなんてゼロだ。
それでも私のことを毎日愛してくれていつも傍にいてくれる。
私は幸せだ。
「この花かわいくない。」
なのに第一声、こんな言葉が出てきてしまう自分は素直じゃない。
それでも彼は私がこういう人間だとわかって笑って愛してくれている。
毎日水を変えて毎日少しずつつぼみが開くのを見るのが楽しみだった。
カードを読むように催促してくる彼。
「しるくま」って。
おかしくて変な顔になってしまう。
「しろくまでしょ。るじゃなくてろ」
さっきまで小さなことにイラついていたのに、彼と一緒にいると何でもないことがおかしくって明るい気持ちになる。
「ごはん行こ。おなかすいた。」
映画は週末までお預け。(そうそう、A Star Is Bornは観たんだ!鳥肌立った!)
今夜は私のリクエストでレバノン料理だ。
店内にはレバノンの写真やインテリアが飾られていて中東の空気を醸し出している。
(レバノンにはまだ行けていない。行きたい!)
オーセンティックなレバノン料理がメルボルンで食べられるなんて思っていなかった。
ハロウミもしくはハルーミと呼ばれるヤギ乳と羊乳から作られる塩漬けチーズを使ったフライ。
塩漬けなのでなかなか塩気が強いんだけどそれがまた美味しい。
レバニーズズッキーニに米とラムのひき肉が詰められたもの。
さっぱりとしたトマトソースがめちゃくちゃ合う。
スパイシーに味付けしたラムひき肉を揚げたレバノン風メンチカツと言ってもいいかもしれない。
横に添えられた白いソースはマヨネーズではなくヨーグルトソース。
メニューを見るとあれもこれも食べたくなって4品オーダーしようとしたけど、結局2人で食べるには3品で十分の量だった。
美味しいのにお値段も10ドル前後からのスタートでお手頃。
ランチプレートがめちゃくちゃ美味しそうだから次はランチを狙っていきたい。
美味しいものを食べた帰り道、オレンジジュースを買うためにスーパーに寄ると、Connoisseur(コノサーというアイス)1リットルが6ドルで売られていた。
迷いに迷ってチョコレートブラウニーにする。
コインでオレンジジュースとアイスが買えてしまった。
最近のスーパーでの楽しみは彼が面倒くさくて貯めこんでいた大量のコインをセルフレジで使うこと。
そんなことでさえも彼となら楽しい時間になる。
家に着いて早々、3リットルのオレンジジュースを冷蔵庫にしまうために残っていたオレンジジュースを直接飲み干す私を見て彼が笑う。
ネットフリックスで見たい映画をリストに入れる。
「これ見た?」
「見てない、よかった?」
「これ誰出てたっけ?」
「これめちゃくちゃ好きな映画!」
「私も!!!」
好きな映画のテイストが似ているっていい。
今は二人で大好きなシリーズHOMELANDに絶賛ドはまり中だ。
オーストラリアでの生活は思っていた以上に穏やかで快適だ。
2019年もたくさん笑って過ごせますように。
日本ももう正月ムードから通常運転に切り替わった頃だろうか。
海外にいると日本の正月らしい正月を味わうこともなく、1月1日はただの一祝日として過ぎていってしまうし、それに慣れてしまっている自分もいるけど、それでもやっぱり日本の正月は美しいと思う。
あけましておめでとうございます。
今年はもう少しブログを更新したい。(数年分の旅行記録が溜まりに溜まっている)
オーストラリアにやってきてもう1か月だ。
年々、月日の流れが加速しているように感じる。
2018年があっという間だったようにきっと2019年も一瞬なんだろう。
子どもの時に言われたあのフレーズに激しく共感する年齢になった。
「年とったら1年なんてあっちゅーまやで。」
あっちゅーまに過ぎ去って更新しそびれた、2018年の何でもない日のことを2019年最初の記事として残しておこう。
数週間前の2018年12月のとある月曜日。お昼時。
仕事中の彼からWhats appのメッセージが届く。
「Wed night you free?」
同じ家に住んでいる無職の彼女に聞くことか?と思いつつ、彼の友達たちとのディナーに誘われるんだったらちょっと面倒くさいなんて思いながら、「毎日暇なの知ってるやん」と返信。
「本当のデートっぽいでしょ?今でもまだ誘いたくって。デートしない?」
ズキューーーーーン!!!!!
彼は私なんかよりはるかにはるかにロマンチックだ。
一緒の家に住んでても付き合いが長くなっても日々愛していることを伝えてくれる。
なのに私の雑さったら。
ときめいたはずなのに返事は一言。
「Can」
そんな私を好きだと言ってくれる彼が私は好きだ。
当日。
張り切って昼から準備をする。
化粧も髪もうまくできた。
なのに、ネイルがうまくいかない。
お気に入りの赤のネイルポリッシュがどうしてもうまく塗れない。
塗り直しをしても満足できず全て落とすことにした。
イライラする。
あと少しで帰ってくるのに。
気分を変えてTHREEの緑に一時帰国で買ったゴールドのラメが散りばめられたクリスマスツリーのような深緑色のアナスイを重ねてみた。
アクセントにいくつかはKIKOのゴールドの上にアナスイ一番人気と紹介されたゴールドラメを塗り重ねる。
クリスマスっぽい。いい感じ。
ネイルがうまくいけば爪を眺める度に嬉しくなるしうまく濡れないときのイライラといったら・・・。
私はそんな女だ。
定時少し前、「ボスが帰ったからもう帰れるかも。」と連絡がくる。
その30分後に再度連絡が入る。
「渋滞でまだ時間かかりそう。」
この時間に渋滞?そもそも会社から帰ってくるだけでなんでそんなに時間かかるの?
雨降り金曜日18時のブキビンタンを運転してるんじゃないんだからね?
イライラし始めるとあれもこれも気に障る。
見たい映画も当日になっていい時間がないことに気づくし、帰ってくる時間だって結局早くないし、ディナーの予約だって・・・してないよな。
冷静になると、よくもまぁこんなに小さいことで腹が立つなと我ながら感心する。
彼から連絡のあった到着時間少し前、ドアをノックする音がする。
10000%彼だ。
鍵持ってるんだから自分で開けてよと思う私はつくづく優しくない。
3度ノックするものの私が開ける気配がないことに気づいて結局自分で開けて入ってきた彼は大きな花束を抱えていた。
私を驚かせたくてドアを叩いていたんだ。
帰ってくるのに時間がかかったのも花束のために寄り道していたから。
「はるながメルボルンに来る時は毎回花束をあげてるでしょ。メルボルンに来てくれてありがとう。」
私は小さなことにすぐイラつくし可愛げなんてゼロだ。
それでも私のことを毎日愛してくれていつも傍にいてくれる。
私は幸せだ。
「この花かわいくない。」
なのに第一声、こんな言葉が出てきてしまう自分は素直じゃない。
それでも彼は私がこういう人間だとわかって笑って愛してくれている。
毎日水を変えて毎日少しずつつぼみが開くのを見るのが楽しみだった。
カードを読むように催促してくる彼。
「しるくま」って。
おかしくて変な顔になってしまう。
「しろくまでしょ。るじゃなくてろ」
さっきまで小さなことにイラついていたのに、彼と一緒にいると何でもないことがおかしくって明るい気持ちになる。
「ごはん行こ。おなかすいた。」
映画は週末までお預け。(そうそう、A Star Is Bornは観たんだ!鳥肌立った!)
今夜は私のリクエストでレバノン料理だ。
Agraba
店内にはレバノンの写真やインテリアが飾られていて中東の空気を醸し出している。
(レバノンにはまだ行けていない。行きたい!)
オーセンティックなレバノン料理がメルボルンで食べられるなんて思っていなかった。
- HALOUMI
ハロウミもしくはハルーミと呼ばれるヤギ乳と羊乳から作られる塩漬けチーズを使ったフライ。塩漬けなのでなかなか塩気が強いんだけどそれがまた美味しい。
- COUSSA
レバニーズズッキーニに米とラムのひき肉が詰められたもの。さっぱりとしたトマトソースがめちゃくちゃ合う。
- KIBBEH MEKLIEH
スパイシーに味付けしたラムひき肉を揚げたレバノン風メンチカツと言ってもいいかもしれない。横に添えられた白いソースはマヨネーズではなくヨーグルトソース。
メニューを見るとあれもこれも食べたくなって4品オーダーしようとしたけど、結局2人で食べるには3品で十分の量だった。
美味しいのにお値段も10ドル前後からのスタートでお手頃。
ランチプレートがめちゃくちゃ美味しそうだから次はランチを狙っていきたい。
美味しいものを食べた帰り道、オレンジジュースを買うためにスーパーに寄ると、Connoisseur(コノサーというアイス)1リットルが6ドルで売られていた。
迷いに迷ってチョコレートブラウニーにする。
コインでオレンジジュースとアイスが買えてしまった。
最近のスーパーでの楽しみは彼が面倒くさくて貯めこんでいた大量のコインをセルフレジで使うこと。
そんなことでさえも彼となら楽しい時間になる。
家に着いて早々、3リットルのオレンジジュースを冷蔵庫にしまうために残っていたオレンジジュースを直接飲み干す私を見て彼が笑う。
ネットフリックスで見たい映画をリストに入れる。
「これ見た?」
「見てない、よかった?」
「これ誰出てたっけ?」
「これめちゃくちゃ好きな映画!」
「私も!!!」
好きな映画のテイストが似ているっていい。
今は二人で大好きなシリーズHOMELANDに絶賛ドはまり中だ。
オーストラリアでの生活は思っていた以上に穏やかで快適だ。
2019年もたくさん笑って過ごせますように。
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