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メルボルンでインド料理を食べるなら

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私にとって、一緒に暮らす上で食の好みが似ているってかなり重要だ。 「誰かと一緒に住むなんて!」と思っていた私が今、二人暮らしを快適に送ることができるのも、食生活でストレスがないことがその理由の大部分を占めていると思う。 彼も私も大抵何でも食べるし、彼も日本食が好きだし私もマレーシア料理が好き。 それにどちらもアジア人だから米が主食なのはやっぱり大きいと思う。 私たちはどちらも料理が好きだからよく自炊をするけど、やっぱり味の好みが似ているっていいなぁと思う。 そんな私たちが二人して大好きなのがインドカレー。 外食するときは、たいていインドカレーが候補に挙がってくる。 マレーシアの三大民族のひとつがインド系ということもあって、マレーシアではインド系の食事が根付いているし、マレーシア人はなかなかインド料理にうるさい。 そんなマレーシア人たちも挙って行くメルボルンのおすすめインド料理屋の紹介。 Shiraaz たまたま見つけたこの店が大当たりで、シティでインド料理といえば最近はここが定番になってきた。 おすすめは平日限定ランチのターリーだ。 「ターリー」はいわばインドの定食。 大きなお盆に米やチャパティやナン、それに数種類のカレーが乗っている。 南インドではターリーのことを「ミールス」と呼び、インドのお隣ネパールにもターリーやミールスに似た「ダルバート」が食べられている。( 本場ネパールで食べたダルバートの記事はここから ) ターリーはいろいろなカレーを楽しめるのはもちろんのこと、色鮮やかなスパイスを目で見て楽しめるのもポイントだろう。 今回私はPremium Thaliを注文した。 カレー三種(バターチキン、ローガンジョッシュ、マライコフタ)にパコラ(インドの野菜天ぷら)それに米とナン、ライタ(ヨーグルトサラダ)が付いて19AUD。 印象的だったのは初めて食べたマライコフタ。 「コフタ」とは団子を意味し、カッテージチーズとじゃがいもの団子を揚げたものが入っている。 野菜だけなのに肉らしさもある。 ベジタリアンが、肉がなくてもフレーバーたっぷりのインド料理を好むのがわかる気がする。 かなりのボリュームで食べきれずに半分程持ち帰りにさせてもらった。 Premi

マレーシア滞在中に絶対食べたいローカルフード10選(2)

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たまたまNetflixで見つけたマレーシアの市場を紹介する「Jason's Market Trails」にハマっている。 マレーシア人のJasonがマレーシア国内の市場を巡ってその土地の歴史や美味しいものを紹介するこのシリーズ。 土地や相手に合わせて普通語、広東語、福建語、英語、マレー語を巧みに操る彼も、そこに出てくる典型的なMalaysian auntieやuncleたちも、目を逸らしてしまう原型をとどめた肉が並ぶあの雑多な市場もまさにマレーシアだ。 大好きなマレーシア料理が次々と出てきて夜に見ちゃいけないと思いながらも、疲れていても頭を使わずに見れるからついつい寝る前に見てしまう。 マレーシア人の彼よりもマレーシアが恋しい日本人が今食べたいローカルフード10選第二弾。 マレーシア滞在中に絶対食べたいローカルフード10選パート1はここから 1. 酿豆腐 ヨントーフ ラクサスープのかかったヨントーフ。 客家料理のヨントーフは名前の通り豆腐や湯葉、あげなどの大豆加工品や野菜にフィッシュペーストやひき肉を詰めたものを茹でたり揚げたりした料理。 これをスイートソースとチリソースにつけて食べる。 白米と食べるのもいいけどChee cheong fun(チーチョンファン)と食べるのもいい。 ラクサスープをかけて食べるヨントーフも美味しいからおすすめ。 茄子とオクラとゴーヤは絶対外せない。 今のところ、私のお気に入りナンバー1は「Segambut Yong Tau Foo」 2.Rojak  ロジャックはきゅうりやパイナップル、りんご、マンゴーなどのフルーツに油条やtaupok(揚げた大豆加工品)にマレーシア料理には欠かせないBelacan(ベラチャン)と呼ばれるめっちゃ臭いエビペーストを使ったあまじょっぱいソースとピーナツがかかった料理。 マレーシア人の彼は好きじゃないけど私はロジャック大好き! 食べ出すと止まらなくなる。 私も最初はソースをかける意味がわかんなかったけど気付いたらハマってた。 ロジャックにはインディアンムスリム(ママック)の「インディアンロジャック」とチャイニーズの「フルーツロジャック」の二種類がある。(私はゆで卵が苦手だからフルーツロジャックしか食べない。) 「Segam

雨の日のフィッシュアンドチップス

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先週に引き続き、この週末も朝から晩まで家のDIY。 大掃除とペインティングは力仕事なところもあって、ベッドに入って電気を消したらすぐに眠りに落ちてしまう。 雨が降った日曜日午後。 塗装用スプレー缶を探しに行ったホームセンターの帰り道、「チキンカレーかフィッシュアンドチップスどっちがいい」と彼が聞く。 週末は彼がシェフで私がリクエストしたものをたいてい何でも作ってくれる。 今朝はチキンカレーの気分だったけどフィッシュアンドチップスも最近食べてなかったな。悩む・・・ フィッシュアンドチップスが無性に食べたくなるのは決まっていつも雨の日。 ロンドンでもグレートオーシャンロードでもフィッシュアンドチップスを食べた時はいつも雨が降っていた。 「The Mayfair Chippy」本場ロンドンで食べるフィッシュアンドチップスの記事はここから 結局誘惑に負けてお気に入りの店のフィッシュアンドチップスで週末を〆ることにした。 そういえば、メルボルンで初めてフィッシュアンドチップスを食べたときも寒い雨の日だった。 メルボルンからクライストチャーチへ ころころ変わる季節の、一気に冷えた3月のある土曜日。 この数週間前に起きたニュージーランド・クライストチャーチのモスク襲撃事件。 70人近い犠牲(今回の事件の犠牲者にはこれまで関わってきたマレーシア人やインドネシア人も含まれていると聞いた。)が出たこのおぞましい事件の被害者のためのチャリティがメルボルンの有名レストランAttica主催で行われた。 AtticaのシェフBen Shewryの呼びかけに賛同したメルボルンの人気レストランやベーカリーのシェフたちがAtticaに集まったこともあって注目を集めたイベントになった。 それぞれがクロワッサンやケーキ、サンドイッチなどを販売し、その売上が被害者への募金となるシステムだ。 ・英語での記事になるが、詳細は以下のリンク参照。 Attica is holding an all-star charity bake sale for Christchurch terror victims ・別記事だが、中国からの寄付金2億円を被害者たちは、中国国内で弾圧されるウイグル人のために使ってほしいと返送したとのことだ。 チャリティ開始時