ブリュッセルの世界遺産とあの世界三大がっかりスポット

ベルギー、ブリュッセルを訪れた人なら必ず向かう先といえばここ、世界遺産にも登録されているGrand Place（グランプラス広場）。

ブリュッセルの中心にあるこの広場は世界で最も美しい広場のひとつと言われている。
広場を囲むように15～17世紀の歴史的建造物が残っている中世を感じることができる場所だ。

その建物の約7割がギルドハウスと呼ばれる職人や商人の同業組合の集会所だけれど、過去にはプロテスタントの殉教者たちの処刑場になっていたりと明るい歴史ばかりではない場所でもある。



ここで一番の存在感があるのは、Hotel de Ville(市庁舎)。



96メートルいう高さだけでなく細部まで美しいこの建物は、中世ゴシック様式の傑作と言われており、建築には50年以上もの歳月がかかっている。



内部への入場はガイドツアーのみ。
言語によって曜日や時間も決まっているので要確認。（日本語なし）
また、ここでは市民が結婚式を挙げる結婚の間もあるそうで、幸運にも結婚式に遭遇。



楽器を鳴らして歌を歌ってとにかくにぎやかな結婚式！



次に、市庁舎に向かい合って建っているのがMaison du Roi(王の家)。
16世紀にスペインの王の命令で建てられたことからこの名前がついたそう。
現在は市立博物館として利用されている。（入場€3）



そして、市庁舎の隣の隣（ぐらいかな？）に建っている、てっぺんに金ぴかの馬に人が乗っている像がある建物がMusse des Brasseurs Belges(ビール博物館)。
ここは17世紀にビール醸造のギルドとして使用されていたもので、黄金の木と呼ばれる建物の地下が博物館になっているそう。入場料の€6にはビール一杯が含まれているので、ビール好きの人ならきっと楽しいはず。

夜のグランプラスでは、音楽に合わせてカラフルなライトアップも行われていて、昼とはまた違った雰囲気を楽しめた。







そしてこのクリスマス前のお楽しみといえば、ベルギーでもクリスマスマーケット。
グランパレスから伸びているBoterstraatという通りから抜けていくと会場に到着。









クリスマスマーケットと言っても国ごとで特徴があるので、いろんな国のクリスマスマーケット巡りもおもしろい。



クリスマスマーケット帰りに見かけたブリュッセルおやじバンド。
めちゃくちゃかっこよかった。。。
翌日昼には違う場所で演奏していたので、またどこかで見かけることができるかも。


翌日、グランプラスを再度訪れた。
この日の目的はグランプラスから少し歩いたところにある。
まずはグランプラスを抜けるために市庁舎横の小道に入っていく。



馬車を発見。
馬車なんてミャンマーぶりに見たんじゃないかな。
タイでトゥクトゥクが走っているのが日常なら、ヨーロッパの観光地で馴染んだ乗り物といえば馬車と言えるぐらい、馬をよく見る。
その馬の背後にあったのが最初のお目当てのもの。



これは、触ると幸せになると言われているセルクラースの像。 
幸せになる触り方というものがあるらしく、それもいくつか説があるんだとか。
「とりあえず触れば幸せになれるやろ」とみんな考えることは同じなようで、像自体はピカピカ。
そして私はその像に触れず（忘れてた）、そのまま先へと進む。






タンタンが描かれたこの建物を通りすぎると人だかりが見えてくる。



！！！！



世界三大ガッカリ小便小僧！！！！！

私にとって初の世界三大ガッカリ。
噂通りめっちゃちっちゃい…
みんな写真を撮ったらすぐ去っていくのでめちゃくちゃ回転は早い。

この像の彼の名前はジュリアン。
いたずらっ子だった彼だが、爆弾の導火線に小便をかけて街を救ったことで英雄になったことに由来しているそう。
実はこの小便小僧は何度も盗難にあっており、この像は1619年に製作されたもの。
だから像の周りを高い柵で囲ってあるんだろう。
フランスのルイ15世が彼に服を送ったのをきっかけに世界中からたくさんの服が送られるようになったそうで、彼はかなりの衣装持ちなんだとか。その衣装は王の家の博物館で展示されています。



ジュリアンにちなんで、小便少女も存在し、隠れ有名スポットになっているとかないとか。
以前、テレビ番組のトリビアの泉で取り上げられたので覚えている人もいるはず。
ジュリアンのような人気はないけれど、1997年からRue des Bouchers（ブッチャーズ通り）から伸びた通りに彼女はいます。
水は出ていないそうですが、こちらもかなりリアルな像だそうです。
（私は彼女に会いに行くのを忘れたままブリュッセルを去ってしまった。）



ジュリアン像の近くにはジュリアン似の彼が目印の1ユーロワッフルのお店が。